センター長からのメッセージ

国際教育・協力センター長のメッセージ

本学は、1889年に米国人宣教師W.R.ランバスが創立した当初から国際教育を重視し、創造的かつ有能な「世界市民」を多く育成してきました。そして、2018年度には、本学から海外の協定大学等へ派遣された日本人学生数が国内の大学において最多を誇りました。その後も、国際教育・協力センター(CIEC)を中心として、世界各国・地域の協定校の拡充や、留学プログラムの充実などに力を入れています。

プログラム参加者たちは、多様な言語や文化に触れるとともに、これまでは自明視して自ら問うことのなかった習慣や身近な文化について、論理的な説明を求められるといった経験を経て、まさに「世界市民」あるいは「グローバル人材」として目を見張るほどの成長を遂げて、私たちを驚かせてくれます。

プログラム参加者のなかには、初めての一人暮らしを海外で経験したという学生も少なくありません。また、海外の治安情勢など不安要素は尽きないなか、国際教育・協力センター(CIEC)では、留学前のサポートから留学中の危機管理に至るまで万全の支援体制を整えております。個々のニーズに応じたプログラム選択、奨学金、就職活動への影響についてなどの御相談に対応するため、留学フェアや留学個別相談などの機会も豊富に設けています。

さらに、国際教育・協力センター(CIEC)が提供するプログラムは、海外留学に限られず、学内での国際教育や国際交流の取り組みも大変充実したものとなっています。例えば、海外の学生とキャンパスで共に学ぶ「融合科目」の開発にも力を入れており、英語で様々な専門的なトピックについて勉強する「総合日本学習科目」や、身近なテーマについて留学生と日本語で協働学習ができる「多文化共修科目」を開講しています。

本学は2024年度から新たに「グローバルチャレンジ制度」を導入し、海外留学プログラムや上記融合科目も含めた「インターナショナルプログラム」への参加を強く推奨していきます。これら「インターナショナルプログラム」を大いに活用して、一人でも多くの学生たちが、多角的な見方や他者に寄り添った考え方を培い、世界へと羽ばたき活躍してくれることを心から願っています。

鳥羽 美鈴(国際教育・協力センター長)