留学をする前に
貴重な留学期間を充実させるために、
留学前から留学先での生活を具体的にイメージし、計画を立てましょう!
留学の目標・目的をしっかりと考える。
文部科学省が企業に実施したアンケートで、採用担当者が「留学で得てほしいこと」の上位3つは、「何事にも挑戦するチャレンジ精神」、「対人コミュニケーション力」、「広い視野で物事をとらえることができる力」となっています。
この3つは留学に行くみなさんには少なからず身につく能力ですので、どういう目的・目標を持って留学するのかが重要です。
しっかりと考えて留学にのぞみましょう。
就職活動スケジュール
2025年3月卒業予定者対象のスケジュール(次年度以降変更の可能性あり)
留学中
留学生活を満喫し、しっかりと勉強して、勉強以外にも色々なことを経験してきてください!
- 留学前に立てた目標や目的は忘れずに、目標や計画は必要に応じて変更し、色々なことに挑戦する
- 現地での生活や感じたこと、考えていたことを記録しておく(日記、KGポートフォリオなど……)
- 新しい環境での生活ではその時々に困難なこと、感じることや考えることがあるはずです。それを書き留めておくことで、自分自身を振り返り、キャリアプランを立てる際にも役立ちます。
- 現地の学生や社会人、他国からの留学生と積極的に交流し、その国の文化や価値観、ビジネスについて理解を深める
- 留学先だけではなく、様々な国の学生や人々と交流し、異文化理解を深めるチャンスを活かしましょう!
- 留学先で働く関学の先輩方や日本人の方に話を聞く、インターンシップに参加する
- 海外で活躍されている方に直接お話を聞けるチャンスです。日本での就職を考えている場合でも、社会人の方のお話を聞くことはいい経験になります。
- 帰国直前もしくは帰国直後の語学力を形に残せるよう準備する(語学試験の申込など)
就職活動時期に重なって留学する場合
- インターネットを通じて、就職活動の情報を集める
- K.G.キャリアチャンネルは、kwicからアクセスでき、就職準備、業界仕事研究などの動画を視聴できる関学生専用コンテンツです。隙間時間を活用し、海外でも手軽に就職準備ができます。(海外留学を考えている方向けのコンテンツもあります)
- KGチャットボットが就職活動に関する質問に、海外からでも24時間365日返答します。kwicからアクセスできます。例えばこんな質問に返答できます。「自己分析の方法」「海外で働きたい」「面接で聞かれる内容」
- 海外からでもオンラインでキャリアセンターのWEB個人面談が利用できます。予約制で1対1の個人面談(1回35分)です。自己分析の深掘り、エントリーシートの相談、面接練習などに活用して下さい。3年生の4月以降、kwicから予約できます。
- 業界研究や企業研究は、インターネットでもできます。また、業界地図や四季報などの本も大学図書館Webデータベースで見ることができます。
- 海外からでもWebエントリーが可能な場合がほとんどです。就職情報サイトや企業採用ページを見ておきましょう。
- 筆記試験対策を行う(SPIなど)
- kwicの「SMART SPI」から筆記試験対策を行うことができます。また、留学先に筆記試験対策の本を一冊持って行くこともおすすめです。
留学後
留学中に経験したことを振り返り、自分自身への理解を深めましょう。これからどのように大学生活を過ごしていくか、人生を送っていくか、目標や計画を考えてみましょう。
- 留学前、留学中に考えていたこと、今考えていることを比較し、これからの行動計画を考えましょう
- 帰国後は様々な手続き等で忙しくなりますが、一度ゆっくり振り返る時間を作ってみましょう。自分への新たな発見があるはずです。
就職活動時期に重なって留学した場合/帰国後すぐ就職活動を始める場合
- 帰国後すぐにキャリアセンターへ連絡相談しましょう
- 留学経験者向けの説明会に参加する
- 大きなものとしては、Career Forum(ディスコ)、マイナビ国際派就職EXPOがあります。多数の企業が参加しており、説明会当日に面接や内定出しをする場合もあります。オンライン実施の場合もありますので、各イベントの詳細はHP等で確認してください。
キャリアセンターからのメッセージ
「留学に行くと就職に有利」、こう考えている学生は多いかもしれませんが、就職活動の際には、多くの学生が留学経験をPRする傾向が高まっており、留学で得たこと・学んだこととして「語学力向上」、「海外での生活経験」だけでは十分ではありません。しっかりと「留学で学びたいこと」や「身につけたい力」など、目的を持って留学しましょう。納得して進路を選択するためには、充実した大学生活を送ることが重要です。
よくある質問
- 留学に行きたいので、卒業を1年(1学期)遅らせて卒業しようと思いますが、就職に不利ですか?
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しっかりと目的・目標を持って大学生活を過ごし、充実した留学生活を送っていれば、むしろ就職活動には強みになります。学費の負担は多くなってしまいますが、長い目で考え、卒業を延期するのも選択肢のひとつです。また、春学期(9月)卒業の場合、ほとんどの企業がその年度の3月卒業生と同じ扱いをするとキャリアセンターでは認識しています。
- 就職活動の時期と留学の時期が重なってしまいます。どうすればいいですか?
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近年では、多くの企業がオンラインで採用活動を実施しています。海外にいても就職活動 (企業説明会参加・書類選考・面接選考など) を進めることが可能です。留学先大学での授業等で忙しくなるため、週木や空き時間を使い、優先順位づけしながら留学と就職活動を両立させることが重要になります。
- 英語(外国語)を使う仕事、もしくは海外で働きたいです。どういった業界・企業がいいですか?
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英語を使う仕事の割合が高いと思われる業界は、総合商社や海運、空運関係、海外での売上比率の高いメーカー、メガバンクの総合職、外資系企業、外交、国際協力事業にかかわる国家公務員や政府系の団体等、NPOなどがあげられるかと思います。企業の場合は、ホームページで公表されているIR情報などで、海外での事業展開規模、海外売上比率を見るのもよいでしょう。また、日本に進出している外資系企業の目的は「日本市場を開拓する」ことなので、仕事内容は基本的に国内向けのものが多いと言われています。海外駐在は少ないかもしれません。一方で、社内では親会社から送付されてきた英語の資料を読むことは日常的に発生します。将来の仕事を考える際に「英語(外国語)を使う、海外で働く」という視点だけではなく、さらに掘り下げてどういった仕事をしたいのかを考えてみることをお薦めします。