英語中期留学

橘 桜子

商学部 2年生(参加時)

参加プログラム
中期留学
国名
オーストラリア
派遣先名
クイーンズランド大学

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なぜ留学しようと思ったのか?

英語を話すことに愉しさを感じることが多く、インテンシブイングリッシュのクラスを履修し、授業を通じて母国語以外で意思疎通ができることに、自身の視野が広がる感覚を覚えました。こうした経験を通して、海外でのネイティブの方との生活や、現地大学でのオールイングリッシュかつ多国籍学生のいる環境における言語学習を通じ国際的な知見をさらに広げたいと考えるようになりました。また、オーストラリアという多国籍な国での長期滞在を通じて、文化や宗教をはじめとする多様な価値観に触れ、自身の物事の捉え方や考え方の幅を広げ、将来的なキャリアにもつなげたいという想いがありました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

現地での言語学習の質を高めるため、学習的な英語だけでなく、買い物など日常生活で使う英語も意識的に学んでいました。ホームステイでは価値観の違いが障壁となる可能性もあるため、自分の考えを的確に伝えられる表現力を養うことを重視しました。また、現地で生活する日本人の声にも耳を傾け、日本とのギャップを縮めるための情報収集にも努めていました。

留学中で、印象的な出来事

ホームステイ先での生活では、実際に家族のように温かく迎え入れてくれたことが一番の思い出。ホストファミリーの親族に私を紹介してくれ、家族の誕生日はみんなで食事をしたり、実際に私の誕生日会を開催してくれたこと、毎晩の夕食後のティータイムでは将来の話や、ホストの仕事の話、日本の文化やオーストラリアの文化について、などたわいもない会話を通じ第二の家族ができたと感じられるほど、愛を感じた生活を送れた。 学校生活は多くのイベントが毎日開かれ、たくさんの友達に出会うことができた。休暇では現地でできた友人とホテルを借りてパーティーをしたり、学校終わりに遊びに出て中を深めたりと多くの楽しい思い出作りと国際交流ができた。他のホストファミリーが毎週ホームチャペルに通っており私自身も招待してもらいお祈りが終わった後のランチタイムでは異なる宗教文化の交流を行えたことも、他国と自国文化の違いを理解するきっかけになった。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

8:00〜13:00:授業(インテンシブイングリッシュクラス) 13:00〜16:00:学校でランチをとり、アクティビティやイベントに参加 16:00〜18:00:帰宅・休憩 18:00〜20:00:夕食、家族とのティータイム 20:00〜23:00:課題・シャワー・自由時間 24:00:就寝
タームの間に1週間ほどの休暇があり、シドニーやメルボルンに行きました。土曜日や日曜日は基本的にお休みだったので、フリーマーケットに行ったり、他の留学生のお家で日本食をホストにふるまったり、現地の友人と海に泳ぎに行ったりしていました。基本的に学校のある日は、図書館などで勉強をして帰宅して家族と夕食を食べることが多かったです。コミュニティーイベントに参加もしており、そこでできた友人と学校終わりに夕食を食べたり散歩をすることも多かったです。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

海外経験が少なく、中期留学のような長期間の海外滞在は初めてだったため、不安も多くありました。しかし現地では、自分が行動を起こさなければ何も変わらない環境だったため、主体性をもって行動する力が身についたと感じています。後悔する前に、失敗してもいいからまずはやってみる、という前向きな考え方を得ることができました。実際に留学中にゼミの選考があり、自身のキャリアを考える機会がありましたが、どこで最も成長できるか、目標を実現するために何が必要かを見つめ直し、後悔のない進路を選ぶことができたと思っており、同様に就職活動でもより高いも目標を掲げて行うことができると思っています。

特に成長したと感じられる点

チャレンジ精神

その理由

失敗を恐れず、とにかく英語を身につけたいという思いで積極的に行動していました。経験のないことや不安な場面にも、恥ずかしさを捨てて挑戦することで得られる学びが多くありました。日本ではなかなか得られないような環境に自ら飛び込むことで、多くの刺激を受け、挑戦する姿勢や前向きな精神を養うことができたと感じています。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

母国を離れることには不安もありますが、留学で得られる多様な価値観は、自身の可能性を広げる大きなきっかけでした。過ごし方次第でその経験の意味は大きく変わるからこそ、失敗を恐れず挑戦し、知見や行動力といった今後の人生を支える力を養えると思います。限られた時間を無駄にせず、貪欲に学び、心から有意義だったと思える留学生活を送ってください!

藤岡 綾耶

国際学部 3年生(参加時)

参加プログラム
中期留学
国名
カナダ
派遣先名
トロント大学

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なぜ留学しようと思ったのか?

中学生のとき、1週間イギリスへ行く機会がありました。そこで、1歳の子どもが自然にレディーファーストをしてくれたことに衝撃を受け、「文化が違えば、こんなにも考え方や行動が違うのか」と強く印象に残りました。それまで英語や国際交流に興味はありましたが、この体験を通して、自分の世界がいかに狭かったかを痛感しました。もっと多くの価値観や文化に触れて、自分の視野を広げたいと考え、留学を希望しました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

留学を実現するために、まずは異文化への興味を深めるため「異文化理解入門」の授業を履修し、他国の価値観や習慣への理解を広げました。また、英語力を高めるために日々単語学習を継続し、会話表現にも慣れるよう努力しました。さらに、現地での生活にスムーズに適応できるよう、気候や交通、文化的マナーなどの情報を事前に調べ、自分なりに心の準備をしていきました。こうした準備を通じて、留学への意欲と目的意識を高めていきました。

留学中で、印象的な出来事

留学生活で最も印象に残っているのは、カナダで参加したMEETUPを使った「Language Exchange」という交流イベントです。現地の人や他国からの留学生と英語で積極的にコミュニケーションを取る中で、自分の英語力だけでなく、文化や価値観の違いを受け入れる柔軟さも身につきました。また、日本にいた頃よりも自分の意見をはっきり伝える大切さを実感しました。この経験から、「違いを面白がり、理解し合おうとする姿勢」が異文化交流には欠かせないことを学びました。
また、この経験から、帰国後自分で日本版「Language Exchange」を立ち上げました。
(興味があったら是非英語力を高める機会として来てみてください!!)

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

月~金(長期休みはなし✖) 8:30~12:30:英語のクラス ※水曜日のみ 13:30~16:40 :カナディアンスタディース

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

留学を通して、綺麗ごとではなく“本当の意味で他者を尊重する”という意識が自分の中に根づきました。同時に、日常の中で感じた外国人への差別にも強い違和感を覚え、「多様性を受け入れる社会を広げたい」という想いが芽生えました。また、日本を離れて暮らしたことで、日本の文化や人の優しさなど、改めてその魅力に気づくことができました。こうした経験から、日本の良さを世界に発信する日系企業に強く関心を持ち、就職活動を進めています。

特に成長したと感じられる点

多様性への理解

その理由

理由は、留学中に日本ではなかなか出会わないような光景や価値観に日常的に触れたからです。例えば、駅で寝ている人がいても誰も咎めないことや、路上で自由に楽器を演奏している人がいたこと、またバスで困っている人を自然に助ける雰囲気など、どれも最初は驚きの連続でした。こうした経験を通して、「人はそれぞれ自分らしく生きていい」という考えや、「相手を相手らしく尊重すること」の大切さに気づきました。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

自分が思い描く留学生活を実現できるかどうかは、本当に自分次第だと感じました。時には困難に直面することもありますが、それも含めてすべてが自分を成長させてくれる貴重な経験になります。留学は、自分がどんな人間なのかを見つめ直すきっかけにもなり、視野や価値観を大きく広げてくれます。少しでも興味や迷いがある人には、学生だからこそできるこのチャンスに、ぜひ一歩踏み出して挑戦してほしいと思います。

青野 莉夢

商学部 2年生(参加時)

参加プログラム
中期留学
国名
アメリカ 
派遣先名
ネブラスカ大学オマハ校

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なぜ留学しようと思ったのか?

留学を志した理由は、単に語学力を向上させるだけでなく、異文化の中で自分を試し、視野を広げたいと考えたからです。日本とは異なる価値観や生活様式に触れることで、固定観念にとらわれない柔軟な思考力を身につけたかったからです。また、将来的に国際的な舞台で活躍するためには、実践的なコミュニケーション能力と異文化理解が不可欠だと感じました。さらに、留学を通じて自立心や挑戦心を養い、自分の可能性を広げる経験にしたいと思いました。こうした理由から、積極的に留学を決意しました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

中期留学を実現するために、まずは英語力の強化に注力し、必要なスコアを早期に取得できるようにしました。それと並行して、現地での学びを最大限に活かすため、留学中の目標を明確にすることで、単なる語学研修にとどまらない実りある経験とする準備を整えました。自主的な情報収集と計画的な行動をとることで、海外でしかできないことや留学だからこそできる経験を達成できるように言語学習にも力を入れました。

留学中で、印象的な出来事

留学生活で最も大きく学んだのは、多様な文化や価値観を理解し尊重する姿勢です。異なる背景を持つ友人たちと意見交換を重ねる中で、自分の視野が広がり、柔軟な考え方が身につきました。特に印象的だったのは、様々な国の学生と共同で取り組んだ授業で、言語や習慣の違いを乗り越え、共に授業をした経験です。この体験はコミュニケーション力だけでなく、問題解決能力やチームワークの重要性を実感させてくれました。留学を通じて得たこれらの学びは、今後の学業や社会生活において大きな財産となっています。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

1日の流れを説明します。授業は基本的に1日に3コマあり、ライティングやリスニング、スピーキングなどそれぞれで分かれたコマとなっています。様々な国から来た留学生と共に学ぶため、独特の発音があったり訛りがあったりのでコミュニケーションを取ることは難しいですが、毎日が英語能力の向上に繋がります。授業が終わると、ジムに行き筋トレやバスケ、バレーボールなどをしていました。夕食は近くのスーパーへ買い出しに行き自炊をして節約するようにしていました。休みの日には、グローバルフレンズという集まりに参加したり、サッカーをしたりと外に積極的に出るようにしていました。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

留学での経験は、今後の就職や進路選択に多大な影響を与えると考えています。異文化環境での生活や学びを通じて、柔軟な思考力や問題解決力、コミュニケーション能力が大幅に向上しました。これらのスキルはグローバル化が進む現代社会で特に求められるため、職場でのチームワークや多様な価値観の理解に役立つと感じています。また、自ら積極的に挑戦する姿勢や適応力も身につけたことで、新しい環境や変化に対しても前向きに対応できる自信がつきました。これらの経験は、自分のキャリア形成において大きな強みとなると感じました。

特に成長したと感じられる点

チャレンジ精神

その理由

言語やバックグラウンドが異なる人がいる場所だからこそ自分から行動しない限りはなにも起きないので積極的に声をかけたり様々な場所を訪れるようにしていた。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

留学は新しい世界への扉です。不安も多いですが、積極的に現地の人と交流し、多様な価値観を受け入れる姿勢が大切です。失敗を恐れず挑戦し、自分の成長を楽しんでください。準備は念入りに、でも柔軟な心も忘れずに充実した留学生活を楽しんでください。

霊田 央仁

国際学部 2年生(参加時)

参加プログラム
中期留学
国名
カナダ 
派遣先名
マウント・アリソン大学

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なぜ留学しようと思ったのか?

私は小学生の頃に3年間親の転勤で海外に住んでいたことをきっかけに海外志向が強く、英語を話せるようになりたい、世界中に友達をつくりたい、という二つ思いから人生のどこかで必ず留学しようと決めていました。また、高校生の頃にも短期留学のプログラムがたくさんある高校を選びましたが、コロナの影響で高校生の間には留学に行くことが出来ず、留学への思いがより一層強くなっていました。そして関学の留学プログラムを利用しカナダに留学しました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

私の留学を実現するための準備は3つあります。1つ目は、親の説得です。留学には膨大な費用が必要であるため私には両親の支援は必須でした。そのため両親が私を留学に行かせてあげてもいいな、と思ってもらうために自分の留学への想いをしっかりと両親に伝えました。2つ目は貯金です。正直大部分を両親に支援してもらいましたが、娯楽費は自分で貯めようと決め、アルバイトで貯金しました。全額両親の支援で行くよりも少しでも留学のために自分で苦労や我慢をしてお金を貯めることで、留学に行けた喜びや自分で貯めたお金だから絶対に有意義な留学にしようという思いが強くなり、留学中のモチベーションにつながり、これはやってよかったと思います。3つ目は英語の勉強です。もちろん渡航先でたくさん学ぶことが出来ますが日本で知識をたくさん蓄えていくと向こうでの吸収の速度がものすごく早くなるのでできるだけ日本で勉強していくべきだと思います。

留学中で、印象的な出来事

私は留学中、他国から留学生のグループに一人で飛び込みました。彼らは英語をネイティブレベルで話し、私だけ英語力が拙く、最初は苦労しました。しかし、一か月くらいたつと彼らとも普通に話せるようになり、英語力向上を実感しました。そして友人たちからも、英語うまくなったな、ここ来てからかんばってたもんな、と言ってもらえてとても嬉しく印象的な瞬間でした。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

私のスケジュールは、月曜午後から授業、火、水、木曜は朝から夕方まで授業、金曜は町の散策やカーリングなどのアクティビティ、土日はフリーでした。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

私は「留学に行くこと」には特に意味はないと思います。留学に行って「なにをしたか」「どんなチャレンジをしたか」「なにを考えたか」が重要だと思います。留学に行くことの目的と自分の留学中の目標をはっきりと持ち、それの達成に向けて日々努力し続けると、留学は意味を持ち自分の成長や自信につながり、留学後の進路などに大きく影響してくると思います。

特に成長したと感じられる点

主体性

その理由

私は「留学後も連絡を取り続けられるくらい深い仲の友人をつくる」という目標を設定し、流されず自分の目標達成のため、主体性をもって行動し続けられたと思うから。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

「なんとかなる!」留学前は不安に思うことがたくさんあると思います。でもなんとかなります。また、「ハプニングも楽しもう」というくらい気楽に明るくいることが留学を楽しむコツです。

中野 督史

社会学部 3年生(参加時)

参加プログラム
中期留学
国名
アメリカ
派遣先名
ネブラスカ大学
参加年度
2024年度春学期

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なぜ留学しようと思ったのか?

苦手な英語を克服したいという思いから勉強を始めました。当初はTOEICの点数が伸びていくことを励みに学習を続けていましたが、学内の留学生支援ボランティアに参加したり、アルバイト先で外国人のお客様と接する中で、英語を使う機会が増えていきました。その中で、英語力を向上させることで、異文化の人々とより深くコミュニケーションを取れるようになりたいと感じました。この想いが強まり、実践的な環境で英語を学び、異文化理解を深めるために留学を決意しました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

大学1年生からTOEICの勉強を継続していたため、点数の基準はすでに満たしており、渡航前は主に使えそうな英語のフレーズや単語を覚える程度でした。また、現地で自炊が必要になることを考え、簡単な料理を練習して準備を整えました。さらに、留学中に旅行を楽しむ計画を立てていたため、渡航前に十分なお金を貯めることを心がけました。このように、語学、生活、旅行といった多方面で準備を進め、充実した留学生活を送るための基盤を築きました。

どのような留学生活でしたか?

3ヶ月という短い期間を最大限に活かすため、全てのことに全力で取り組んだ留学生活でした。毎日、料理、勉強、運動を欠かさず行い、規則正しい生活を心がけました。また、休日には積極的にイベントや旅行に参加し、新しい体験や異文化理解を深めました。自由な時間が多かったため、自発的に行動することを意識し、計画的に活動を進めました。さらに、多くの交流の機会が提供されていたため、時間が合えば積極的に参加し、現地の人々や他国の留学生との関わりを通じて、多様な価値観や考え方に触れることができました。このように、自ら行動する姿勢を持ち続けたことで、限られた期間を充実した時間にすることができました。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

自分のクラスは月〜木は9時から14時過ぎまで授業があり、金曜日には地域のボランディアに参加していました。基本的な1日のスケジュールは、朝少し散歩をしてから課題をしてお弁当を作ってから登校していました。寮暮らしだったため学校が近く、朝はゆっくり過ごす事ができました。授業後は学内にあるジムに行っていました。大きな施設の中にジムや体育館が入っているため、筋トレだけでなく友達とバレーボールなどのスポーツもしていました。休日は無料のバスで出かけたり、イベントに参加するなどしていました。

留学中で、印象的な出来事

留学中、ホームレスの方々に向けた室内炊き出しのボランティア活動に参加したことが最も印象に残っています。初めは、心理的に不安定な方がいると聞き、身の危険を感じていましたが、実際に接してみると優しい方ばかりで、笑顔で「日本人は大好きだ」と話しかけてくれる方や、楽しそうに談笑する方々がいました。その中で、偏見や恐れを持たずに相手と向き合うことの大切さを学びました。また、彼らが感謝の言葉をかけてくれる瞬間には、自分の小さな行動でも誰かを笑顔にできることを実感しました。この経験を通じて、人と人との温かい交流や支援の価値を改めて学び、今後も相手を思いやる行動を大切にしていきたいと強く感じました。

留学で得た学びや経験は?

留学を通じて、コミュニケーションにおいては語学力以上に「伝えたい」という気持ちが重要であることを学びました。英語を使う中で、言いたいことがうまく表現できなかったり、相手の言うことが理解できなかったりする場面が多々ありましたが、そのような状況でも喋りたいという気持ちがあれば、言い換えや聞き返し、ジェスチャーを用いるなど、さまざまな方法で意思疎通が可能だと実感しました。この経験を通じて、言語や文化の違いを超えて相手と向き合う姿勢が大切だと理解しました。留学で得たこの学びは、今後さまざまな場面で活かしていけると考えています。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

留学を通じて、能力だけで「できる」「できない」を判断するのではなく、「やりたい」「やりたくない」という気持ちが大切であると強く実感しました。「やりたい」という意欲があれば、自ずと必要な能力ややるべきことが明確になり、それを身につける努力ができることを学びました。例えば、英語で言いたい表現が浮かべば、それを調べて使うことで実践的なスキルが身につきました。今後、就職後に難しい課題や新たな業務に直面した際にも、諦めるのではなく「やりたい」という意識を持ち、必要なスキルを習得して解決に挑む姿勢を貫きたいと考えています。この経験は、挑戦を続ける原動力になると確信しています。

特に成長したと感じられる点

チャレンジ精神

その理由

現地の授業で英語のプレゼンテーションをする機会があり、原稿を丸暗記する方法では自分の成長に繋がらないと考え、喋りたい内容を整理し、自分の言葉で表現する方法に挑戦しました。パワーポイントのみを使って発表する練習を繰り返す中で、英語をスムーズに話せるようになり、自信も身につきました。同じ課題に取り組む際、どのような姿勢で挑むかが、得られる経験値に大きく左右すると実感しました。この経験を通じて、自分にとって少し難しい課題に挑戦する事が成長に繋がると実感し、チャレンジ精神が大きく育まれました。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

留学は、語学力だけでなく、人としての成長にも大きく役立つ経験です。お金や時間が必要で、誰もがすぐに行けるわけではありませんが、「行きたい」という気持ちが少しでもあって、環境が整っているなら、迷わず挑戦してみてほしいと思います。私も最初は迷いましたが、留学を通じて多くのことを学び、大切な経験を得ることができました。せっかく行くなら、1日1日を大切に過ごしながら、たくさん楽しんでください!新しい出会いや発見が、きっと人生を豊かにしてくれるはずです!

山下 花佳

商学部 2年生(参加時)

参加プログラム
中期留学
国名
マレーシア
派遣先名
マラヤ大学
参加年度
2024年度秋学期

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なぜ留学しようと思ったのか?

これまで4年間英語を勉強してきて、今自分に足りないのは英語を実践的に使うことであると感じたからと、海外で住むという経験がしたかったから。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

TOIECの点数が足りず、試験を受ける必要があったため、まずTOIECの勉強をしました。そのあとは、スピーキングに慣れるためにスマホの英語学習アプリを使い会話練習を行ったのと、語彙力を高めるために暇があるときは単語の勉強をしました。

どのような留学生活でしたか?

かなり充実した留学生活でした。初めの三ヶ月間は大学で授業を受けました。授業はお昼過ぎまでだったので、ホテルに帰って課題を済ませた後、現地の友達とご飯によく行きました。物価が安かったことと自炊が難しい環境にあったことから毎回外食かデリバリーだったので様々な文化の料理を堪能することができましたし、いろんな場所に友達と行ったことは本当に楽しかったです。最後の一か月はインターンシップを行ったのですが、マレーシア人ばかりの職場で働くことは言語の壁や文化の違いから初めのほうはとてもつらかったのですが、1週間も経つと仕事に慣れてきて、職場の方とも仲良くなったので毎日出勤するのが楽しみでした。今でも現地の友達や職場の方と連絡を取るほど仲良しなので新しい友達もできて、もちろん英語力も見違えるほど成長した大充実の留学生活だったと思います。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

初めの三ヶ月は大学で授業を受けます。月曜日から金曜日で一日2コマ、時間は9:00~13:30で、食堂でお昼ご飯を食べ終わった後はフリー時間です。インターンシップは配属先によって変わってくるのですが、私の場合、ホテルのフロント勤務として働いており、月曜日~土曜日の週6勤務で時間は9:00~17:00でした。

留学中で、印象的な出来事

9/16はマレーシアの独立と建国を祝う「マレーシア・デイ」であり、クアラルンプール市内全体を使ったイベントが開催され、そのイベントに参加しました。マレーシア・デイでは国民がそれぞれの宗教や民族の伝統衣装を身にまとい参加するのですが、私も伝統衣装のバジュ・クロンを身にまとい参加しました。伝統的なダンスを踊ったり、伝統的な食べ物を食べたりなどとにかくマレーシアを浴びまっくた一日で身をもって多様性や文化を学ぶことができました。またマレーシア人はとても陽気でフレンドリーで、知らない人やその場に居合わせた人たち全員を巻き込んでダンスを踊るので、日本では体験できない経験ができたと思います。

留学で得た学びや経験は?

この留学で得た学びと経験は3つあります。一つ目は英語力の向上です。先生や友達と毎日起きてから寝るまで英語で会話をするので英語が自然と身につき話せるようになりました。二つ目は、スケジュール管理力です。授業が終わった後は、自由時間なのでその時間をどのように有効に活用するのか考えたりすることでスケジュール管理を身に付けることができたと思います。三つ目は、多様性です。宗教の数以上に様々な文化があるのに、お互いに尊重し合い、衝突することなく一つの国の同じ国民として支え合いながら生活する姿にとても感銘を受けました。今最も戦争に近い世界と言われている中で必要であるのはマレーシアのような多様性社会であると思いました。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

この留学に行ったことで英語能力が身についたためTOEICの点数が50点ほど伸びました。これからも学びを続けてTOEICの点数を上げることで一つの成果として就活に活用します。また、留学で自信や積極性、チーム力が身についたので、インターンシップや就活において注目される部分でもあるし、今後どのような進路を選択するか考えるうえで重要な要素になると考えます。

特に成長したと感じられる点

主体性

その理由

留学では自分から分からないことは人に聞いたり、調べて行きたい場所に行くので自分が動かないと何も始まらないし充実した留学生活にすることが難しかったからです。また、留学は危険と隣り合わせだったので、実はあまり周りのことを信用していませんでした。ですので、自分で確実な情報を調べたり、信頼できる友達に聞いて動いていたため、自然と主体性が身につきました。授業も先生に当てられて答えるわけではないので積極的に発言しないと発言の機会を逃すことになるため主体的かつ積極的に発言をしました。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

とりあえず挑戦してみましょう!そこで得られるものは語学力だけではなく無限にあります!でもすべては自分次第であるので、自分に挑戦する機会としても最適であると思います!

中谷 安里

国際学部 3年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
カナダ
派遣先名
クイーンズ大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

私は、長期で海外に滞在した経験がなかったこと、一人で海外で生活する自信を持ち合わせていなかったことから、交換留学に挑戦できずにいました。そんな中で、中期留学には基礎から学ぶ英語プログラムがあり、周りに日本学生がいることや、コロナ感染や、万が一トラブルがあった際、CIECの方からサポートが受けられる安心感がありました。また、異文化への関心から、違う国の生活に入り日本とは異なる暮らしを知りたいと思い、ホームステイでの留学を決意しました。

全体のスケジュール

プログラムは、1ヶ月の基礎固めのクラスの後、クラス分けテストがあり、5クラスに別れて授業を受けます。担当の先生により、授業構成、授業内容は異なります。一日のスケジュールは、平日は朝8時30分から16時まで授業があります。ランチは家から持参したパンやサンドイッチを食べ、1時間20分の長い昼休みは友達とのおしゃべりや課題にあてていました。放課後はカフェや図書館で課題をしたり、ジムで体を動かす人もいました。クイーンズ大学は、施設が充実しており、放課後も楽しむことができます。また週に一度、ダンス・ペインティング・ハピネス・ガーデニングの中から自分で選択できる授業もあり、私はガーデニングを選択しグループでひまわりの観察をしていました。

印象的な出来事

最も印象に残っていることは、人々の暖かさです。バスを降りる際、カナダの人々は必ず運転手に「ありがとう」と言います。この感謝を伝える行為が、カナダでは当たり前であることに驚いたと同時に、素敵な習慣だと思いました。また通りすがりの人も「こんにちは」と挨拶をしてくれます。このように、カナダの人は暖かくて、彼らが作り出す街の雰囲気がとても心地よかったです。

留学で得た経験

留学先での私の貴重な経験は、他の国の生徒と一緒に授業を受けることができたことです。この経験から、日本から出た途端、今までの人生で得た日本人の当たり前は通用しないことに、改めて気づきました。日本では、先生の話を聞いて学ぶ受け身の授業が一般的だと思いますが、留学先では、他の国の生徒たちは授業を止めてでも、わからない部分を自分から質問します。この明らかな授業態度の違いに驚きを隠せませんでした。そのような環境下で、私も他の留学生に感化され発言し、意見を交わすことで、より深い学びに繋げることができたと思います。

アドバイス

留学中は、言葉に詰まることの連続ですが、その時に自分の知っている英単語をどう使えば相手に伝えられるかを考えることが、新しい言語を習得する上で必要なことだと思いました。分からなければ、ジェスチャーを加えて伝える、調べる、友人に聞く、それで大丈夫だと思います。他にも英語が楽しいと思える環境に身を置くことも重要だと思います。無理をせず自分なりのペースで英語を学べる方法を見つけてみてください。皆さんが留学先で素敵な出会いがあり、そして楽しく、有意義な時間を過ごされることを心から願っています!!

房安 将希

人間福祉学部 4年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
カナダ
派遣先名
マウント・アリソン大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

高校生の頃から英語が得意科目であったため大学生になったら海外に留学に行きたいという漠然とした思いがありました。大学での講義や英会話ではなく、集中的に英語を使う環境で自分の英語能力がどこまで通用するのか、またどれほど成長するのかを確かめたかったからです。新型コロナウイルスの影響で一度は諦めましたが、プログラムが再開したタイミングで費用や期間、また比較的地方に位置する大学へ通うことによって英語を深く学ぶことが出来ると考えて、中期留学のマウント・アリソン大学に行くことを決意しました。

全体のスケジュール

平日は月・火・木は8時半から16時まで、水・金曜日は8時半から12時まで授業がありました。平日の一日のタイムスケジュールは7時半ごろに起床、食堂で朝食の後、8時半から12時まで授業、水曜日と金曜日はお昼ご飯を食べた後は自由時間でした。17時ごろに夕食を食べた後は、宿題をしたり、ジムに行ったり、現地の友達と交流したりしました。 休日は大学から自転車を借りてサイクリングや車を持っている現地学生と観光、ショッピングに行くなど自由な時間を過ごすことが可能です。

印象的な出来事

日々の生活全てが日本とは違い印象的でした。カナダでは多種多様な人種が暮らしており、その方々と交流することで得られる文化の違いがとても興味深く感じました。またカナダにはアクティブな人が多く、毎週水曜日には学校のグラウンドで誰でも参加可能なサッカーが行われていました。様々な人とスポーツを通して仲良くなることができました。

留学で得た経験

私はこの留学を経て、英語とは決して文法や語法に沿った綺麗な英語を話す必要がないという事を学びました。日本では間違いや失敗を恐れてやめてしまうという事が多々あったのですが、カナダでは失敗を恐れずに現地の方に話しかけ交流する事が出来たと思います。またアクティビティ等でたくさん友達ができ、彼らと多くの思い出を作ることが出来たことも貴重な経験だと思います。現在でもSNSを通して交流があり、留学でしか得られないかけがえのない物であると思います。

アドバイス

マウント・アリソン大学は寮生活ということもあって、他の参加者と仲良くなれる所も魅力だと思います。留学で困ったことがあった場合は、現地大学の先生方やCIECの方々にもサポートを求められる環境が整っているため安心して生活出来ます。中期留学を考えている方は、まずはCIECのインスタグラムやホームページから各大学の雰囲気や生活風景を見てほしいと思います。各大学どれも魅力的ですが、自分に合うものを選ぶ事が大切だと思います。どのプログラムを選んでもきっと良い経験になると思うので、是非中期留学を検討して欲しいと思います。

坂本 凜

総合政策学部 2年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
カナダ
派遣先名
ゲルフ大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

幼少期から海外に興味を持っており、その想いから中学時代にアメリカ・カナダに2週間の海外研修に参加しました。その際、ホームステイと寮生活の両方を経験したのですが、カナダで行ったホームステイの中で、自分の英語力のなさからホストファミリーとコミュニケーションを図ることができずに悔しい思いをしたことがずっと記憶に残っていました。そこから、大学生になって再びカナダでホームステイをしたいと思うようになり、この中期留学に応募しました。

全体のスケジュール

授業は週に4日、1日午前・午後2コマずつの計4コマで行われていました。(1コマ50分)。また、渡航前に行った英語力テストの結果によってクラスが分けられているため、自身のレベルに合った学習を行うことができます。いろんなバックグラウンドを持つ生徒と一緒に授業を受けることは非常に刺激的であり、授業を通して様々な文化の違いを感じることができました。また、留学生をサポートしてくれる現地大学生と最低週に1日1時間英語でお話しする時間なども設けられており、英語力を向上させるのにはとても良い環境だったと感じています。大学にはスポーツジムも設置されており、放課後に友人たちとトレーニングをして過ごしたりもしました。

印象的な出来事

本当に様々なバックグラウンドを持つ方達と出会うことができました。私は教会で行われている英会話レッスンに週一回足を運んでいたのですが、そこの方々の優しさも非常に印象的でした。ボランティアであるのにもかかわらず、毎回全員を家まで送迎してくれて、その上にボウリングなどにも連れて行ってくださいました。クリスマス前にはクリスマスディナーを教会の方々が一品ずつ持ち寄りで振る舞ってくださり、また、全員分プレゼントも用意されていました。ボランティアでここまで親切にしてくださる現地の方々の暖かさにとても感銘を受け、私もこんなふうに見返りを求めず、相手の気持ちに寄り添うことのできる大人になりたいと強く感じました。

留学で得た経験

この留学を通して、英語はコミュニケーションのツールでしかないということを強く感じました。英語を話すことができれば、どの国籍の方とでもコミュニケーションを取ることができ、自身の考え方や選択の幅を大きく広げることができます。世界が大きく広がるということを身をもって実感することができました。

アドバイス

日本を離れて異国の地で生活することは不安でいっぱいだと思います。また、数ヶ月現地のご家族と生活を共にするホームステイにおいても、かなり大きな不安を持たれることと思います。ですが、人生の中でも短い学生生活の中で、留学を通して得られる経験というのはかなり大きく、間違いなく今後の人生に大きく役立つはずです。実際に、私はこの留学を通して出会った多くの友人と話をしていく中で、以前は当たり前だと思っていた常識が覆され、そして考え方や価値観にも大きな変化がありました。それはこの留学を通してではないと得られないことだと感じています。英語ができずに落ち込むこともありましたが、教会での講義を担当してくれた方の「あなたたちは母国語の他に英語を勉強しているのよ。この年齢でそれができるのはとても勇気があることだから自信を持って。」というフレーズが私を支えてくれたと感じています。英語力がないことを恐れて留学の参加を迷われている方は、是非ほんの少し勇気を出して挑戦してほしいと思います。

相良 真里

国際学部 2年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
イギリス
派遣先名
オックスフォード大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

中学生のころ、両親の仕事の都合でインドに住んでいたことがあり、海外の文化や英語学習に対して強く興味を持ったことが留学を決めた大きなきっかけです。また、関学では留学プログラムが充実しているということもあり、この機会を活かして在学中に半年程度の留学をしたいということを決めていました。留学先をイギリスにした理由は、イギリスの映画やドラマを繰り返し見るほど大好きだからです。特に、イギリスらしい英語のアクセントや言い回しに直接触れてみたいということから渡航先をイギリスに決定しました。

全体のスケジュール

【平日】月曜日から木曜日までは、朝の 9 時から夕方 16 時まで授業があります。途中 1時間半程度のお昼休みがあり、その時間を利用して学食でお昼ご飯を食べに行きます。学食はビュッフェスタイルで、自分の食べたいものを好きなだけとることができます。サラダやカレーから、イギリスならではのジャガイモをふんだんに使った料理まで幅広いメニューが用意されています。授業についてですが、前半のターム 1 では基本的な英語の学習を行いました。扱うトピックは、イギリスの文化や歴史についてです。後半のターム 2 では、ビジネスで役立つ英語の学習を行いました。プレゼンテーションでは、ビジネスプランを英語で提案する機会も用意されており、先生方から有意義なフィードバックを受け取ることができます。また、アクティビティも用意されており、ロンドンのナショナルギャラリーやオックスフォード郊外のブレナム宮殿に訪れました。事前のレクチャーがしっかりと用意されており、その土地に足を運ぶ前に理解を深めることができます。

【休日】休日の過ごし方は完全に個人の自由です。私は、ミュージカルを観劇することや、数多くの博物館に訪れて休日を過ごしました。ミュージカルはもちろん英語で上演されるので、英語の学習(主にリスニング)にも役立ったと思います。また、イギリスはほとんどの博物館と美術館に無料で入場することができるので、興味がある方は博物館めぐりをすることがおすすめです。

印象的な出来事

ロンドンでミュージカルを観劇した際に、隣に座っていたお客さんと仲良くなったことです。開演前に、隣に座っていた方から話しかけられ、「ミュージカルが好き」という共通の話題から意気投合し、開演までずっとお話していました。その方は日本に対して興味があったようで、日本文化や歴史について楽しそうに話してくれました。また、私の英語を「上手だね」と褒めてくれたことも、自身の語学力向上を改めて実感することができて非常にうれしかったです。

留学で得た経験

留学を通して得た経験や、文法や単語の間違えを気にせずとにかく会話をしてみるということです。自分が思っているよりも、文法や単語が完璧でなくても相手に思いを伝えることができます。もちろん、間違えをそのままにするのではなく、わからない単語や表現するのに苦労したフレーズがあったのであれば、すぐに調べて自分のものにするという作業も大切です。

アドバイス

5か月間という中期留学の中では長いプログラムではありますが、思っているよりもあっという間に帰国日を迎えます。留学期間を有意義に過ごすためには、目標の設定と留学に行く前までの英語学習が非常に大切であると考えます。例えば、英語資格のスコアアップを目指したいのであれば、具体的な点数を目標に掲げることでより効果的に学習することができると思います。また、急な環境の変化に戸惑うこともあるとは思いますが、そこは「郷に入っては郷に従え」の精神をもって生活することで乗り越えましょう。皆さんの留学がより良いものになることを願っています。

神田 桃佳

国際学部 3年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
タイ
派遣先名
チェンマイ大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

幼少期に中国に住んでいたこともあり、海外、特にアジア圏への興味が強く、大学生の間に一度は留学をすると決めていました。しかし、いざ大学に入学すると、コロナで海外への渡航が大きく制限され、準備を進めていた交換留学も頓挫してしまいました。オンライン留学も経験しましたが、やはり渡航したい想いは強く、交換留学の派遣中止が決定した翌日には、中期留学に申し込みをしていました。冒頭に述べた通りアジア圏に興味があったことや、英語+αの言語を学びたかったこと、タイのドラマが好きでタイの文化を肌で感じたいと思ったことなどから、渡航先はタイに決めました。

全体のスケジュール

【平日】ターム1&2では、朝9時から夕方16時頃まで、途中1時間のお昼休憩をはさんで、英語やタイ語、SDGsについて学ぶ授業がありました。英語の授業は、プレゼンやTOEIC対策など、英語を学ぶ授業と、Cross Cultureや観光について、英語で学ぶ授業がありました。タイ語の授業では、お店での注文などの基本的な会話表現を、ゲーム等も交えて学習しました。SDGsの授業では、座学のみならず、学外に出ることもありました。
ターム3では、朝から夕方までインターンシップをしました。私は、授業を受けていた言語センターのオフィスで、留学生のサポートや資料作成をさせていただきました。放課後は、カフェやナイトマーケットに行ったり、学内外で行われるイベントに参加したりしていました。

【休日】2週間に1度アクティビティがあり、エレファントキャンプに行ったり、お寺を巡ったり、タイ料理を作ったりしました。特にエレファントキャンプは、タイ語で指示を出して象にバナナを食べさせたり、象に乗ったりしてとても楽しかったです。連休には、寝台列車やバスに乗って、バディや友人と国内旅行にも行きました。

印象的な出来事

タイでは日本のカルチャーに興味を持つ人が本当に多い、というのが印象的でした。特にアニメや漫画は絶大な人気で、街中に漫画ショップがあったり、週末にはショッピングモールでコスプレイベントが開催されたりします。また、私が日本人だとわかると、「ありがとう」など知っている日本語を話してくれたり、好きな日本食や日本への旅行の話をしてくれたり、中には日本の歴史や、日本製のカメラについて嬉しそうに話してくれた方もいました。さらに、高校や大学の授業で日本語を学ぶ方も多く、流暢な日本語に何度も驚かされました。

留学で得た経験

留学を通して、言語は人と人を繋げ、世界を広げてくれることを実感しました。タイに来てから、タイ人はもちろん、シンガポールやベトナム、オーストラリアなど様々な国からの留学生や友人と、拙いながらも英語で会話をし、英語をコミュニケーションの手段として使うようになりました。こうした経験から、お互いの母国語が違ったとしても、英語という共通言語があれば、友人ができ、お互いの文化や考え方を知ることができると感じました。同時に、タイ語が十分でない私は、食堂のおばあちゃんやバイクタクシーの運転手さんとの会話でタイ語が聞き取れず、何度も悔しい思いもしました。タイへの留学で人とのコミュニケーションを通じて感じた嬉しさと悔しさが、今の私の外国語学習のモチベーションにつながっています。

アドバイス

皆さんの中には、4か月という限られた期間の中期留学に応募することに、あるいは英語圏ではないタイに留学することに尻込みする人がいるかもしれません。確かに、より長い期間で、より日常に英語が溢れる英語圏に留学する方が、英語力は伸びるのかもしれません。しかし、英語力が伸ばせるかどうかは自分次第ですし、これまで述べてきた通り、タイに留学したからこその学びが私にはたくさんありました。限られた期間だからこそ、躊躇する時間がもったいないと感じて挑戦できたことも多くあります。何よりも言えることは、タイは本当に魅力的な国だということです。最初はカルチャーショックを受けていた留学仲間も、帰国時には皆、帰りたくないと号泣したほどです。一人でも多くの人に、中期留学に挑戦してほしいですし、タイの不思議な魅力をぜひ味わってほしいと思います。タイへの留学について知りたいことや不安なことがあったら、どんな些細な事でもいいので、CIECを通してお気軽にご連絡ください!