英語中期留学

中谷 安里

国際学部 3年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
カナダ
派遣先名
クイーンズ大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

私は、長期で海外に滞在した経験がなかったこと、一人で海外で生活する自信を持ち合わせていなかったことから、交換留学に挑戦できずにいました。そんな中で、中期留学には基礎から学ぶ英語プログラムがあり、周りに日本学生がいることや、コロナ感染や、万が一トラブルがあった際、CIECの方からサポートが受けられる安心感がありました。また、異文化への関心から、違う国の生活に入り日本とは異なる暮らしを知りたいと思い、ホームステイでの留学を決意しました。

全体のスケジュール

プログラムは、1ヶ月の基礎固めのクラスの後、クラス分けテストがあり、5クラスに別れて授業を受けます。担当の先生により、授業構成、授業内容は異なります。一日のスケジュールは、平日は朝8時30分から16時まで授業があります。ランチは家から持参したパンやサンドイッチを食べ、1時間20分の長い昼休みは友達とのおしゃべりや課題にあてていました。放課後はカフェや図書館で課題をしたり、ジムで体を動かす人もいました。クイーンズ大学は、施設が充実しており、放課後も楽しむことができます。また週に一度、ダンス・ペインティング・ハピネス・ガーデニングの中から自分で選択できる授業もあり、私はガーデニングを選択しグループでひまわりの観察をしていました。

印象的な出来事

最も印象に残っていることは、人々の暖かさです。バスを降りる際、カナダの人々は必ず運転手に「ありがとう」と言います。この感謝を伝える行為が、カナダでは当たり前であることに驚いたと同時に、素敵な習慣だと思いました。また通りすがりの人も「こんにちは」と挨拶をしてくれます。このように、カナダの人は暖かくて、彼らが作り出す街の雰囲気がとても心地よかったです。

留学で得た経験

留学先での私の貴重な経験は、他の国の生徒と一緒に授業を受けることができたことです。この経験から、日本から出た途端、今までの人生で得た日本人の当たり前は通用しないことに、改めて気づきました。日本では、先生の話を聞いて学ぶ受け身の授業が一般的だと思いますが、留学先では、他の国の生徒たちは授業を止めてでも、わからない部分を自分から質問します。この明らかな授業態度の違いに驚きを隠せませんでした。そのような環境下で、私も他の留学生に感化され発言し、意見を交わすことで、より深い学びに繋げることができたと思います。

アドバイス

留学中は、言葉に詰まることの連続ですが、その時に自分の知っている英単語をどう使えば相手に伝えられるかを考えることが、新しい言語を習得する上で必要なことだと思いました。分からなければ、ジェスチャーを加えて伝える、調べる、友人に聞く、それで大丈夫だと思います。他にも英語が楽しいと思える環境に身を置くことも重要だと思います。無理をせず自分なりのペースで英語を学べる方法を見つけてみてください。皆さんが留学先で素敵な出会いがあり、そして楽しく、有意義な時間を過ごされることを心から願っています!!

房安 将希

人間福祉学部 4年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
カナダ
派遣先名
マウント・アリソン大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

高校生の頃から英語が得意科目であったため大学生になったら海外に留学に行きたいという漠然とした思いがありました。大学での講義や英会話ではなく、集中的に英語を使う環境で自分の英語能力がどこまで通用するのか、またどれほど成長するのかを確かめたかったからです。新型コロナウイルスの影響で一度は諦めましたが、プログラムが再開したタイミングで費用や期間、また比較的地方に位置する大学へ通うことによって英語を深く学ぶことが出来ると考えて、中期留学のマウント・アリソン大学に行くことを決意しました。

全体のスケジュール

平日は月・火・木は8時半から16時まで、水・金曜日は8時半から12時まで授業がありました。平日の一日のタイムスケジュールは7時半ごろに起床、食堂で朝食の後、8時半から12時まで授業、水曜日と金曜日はお昼ご飯を食べた後は自由時間でした。17時ごろに夕食を食べた後は、宿題をしたり、ジムに行ったり、現地の友達と交流したりしました。 休日は大学から自転車を借りてサイクリングや車を持っている現地学生と観光、ショッピングに行くなど自由な時間を過ごすことが可能です。

印象的な出来事

日々の生活全てが日本とは違い印象的でした。カナダでは多種多様な人種が暮らしており、その方々と交流することで得られる文化の違いがとても興味深く感じました。またカナダにはアクティブな人が多く、毎週水曜日には学校のグラウンドで誰でも参加可能なサッカーが行われていました。様々な人とスポーツを通して仲良くなることができました。

留学で得た経験

私はこの留学を経て、英語とは決して文法や語法に沿った綺麗な英語を話す必要がないという事を学びました。日本では間違いや失敗を恐れてやめてしまうという事が多々あったのですが、カナダでは失敗を恐れずに現地の方に話しかけ交流する事が出来たと思います。またアクティビティ等でたくさん友達ができ、彼らと多くの思い出を作ることが出来たことも貴重な経験だと思います。現在でもSNSを通して交流があり、留学でしか得られないかけがえのない物であると思います。

アドバイス

マウント・アリソン大学は寮生活ということもあって、他の参加者と仲良くなれる所も魅力だと思います。留学で困ったことがあった場合は、現地大学の先生方やCIECの方々にもサポートを求められる環境が整っているため安心して生活出来ます。中期留学を考えている方は、まずはCIECのインスタグラムやホームページから各大学の雰囲気や生活風景を見てほしいと思います。各大学どれも魅力的ですが、自分に合うものを選ぶ事が大切だと思います。どのプログラムを選んでもきっと良い経験になると思うので、是非中期留学を検討して欲しいと思います。

坂本 凜

総合政策学部 2年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
カナダ
派遣先名
ゲルフ大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

幼少期から海外に興味を持っており、その想いから中学時代にアメリカ・カナダに2週間の海外研修に参加しました。その際、ホームステイと寮生活の両方を経験したのですが、カナダで行ったホームステイの中で、自分の英語力のなさからホストファミリーとコミュニケーションを図ることができずに悔しい思いをしたことがずっと記憶に残っていました。そこから、大学生になって再びカナダでホームステイをしたいと思うようになり、この中期留学に応募しました。

全体のスケジュール

授業は週に4日、1日午前・午後2コマずつの計4コマで行われていました。(1コマ50分)。また、渡航前に行った英語力テストの結果によってクラスが分けられているため、自身のレベルに合った学習を行うことができます。いろんなバックグラウンドを持つ生徒と一緒に授業を受けることは非常に刺激的であり、授業を通して様々な文化の違いを感じることができました。また、留学生をサポートしてくれる現地大学生と最低週に1日1時間英語でお話しする時間なども設けられており、英語力を向上させるのにはとても良い環境だったと感じています。大学にはスポーツジムも設置されており、放課後に友人たちとトレーニングをして過ごしたりもしました。

印象的な出来事

本当に様々なバックグラウンドを持つ方達と出会うことができました。私は教会で行われている英会話レッスンに週一回足を運んでいたのですが、そこの方々の優しさも非常に印象的でした。ボランティアであるのにもかかわらず、毎回全員を家まで送迎してくれて、その上にボウリングなどにも連れて行ってくださいました。クリスマス前にはクリスマスディナーを教会の方々が一品ずつ持ち寄りで振る舞ってくださり、また、全員分プレゼントも用意されていました。ボランティアでここまで親切にしてくださる現地の方々の暖かさにとても感銘を受け、私もこんなふうに見返りを求めず、相手の気持ちに寄り添うことのできる大人になりたいと強く感じました。

留学で得た経験

この留学を通して、英語はコミュニケーションのツールでしかないということを強く感じました。英語を話すことができれば、どの国籍の方とでもコミュニケーションを取ることができ、自身の考え方や選択の幅を大きく広げることができます。世界が大きく広がるということを身をもって実感することができました。

アドバイス

日本を離れて異国の地で生活することは不安でいっぱいだと思います。また、数ヶ月現地のご家族と生活を共にするホームステイにおいても、かなり大きな不安を持たれることと思います。ですが、人生の中でも短い学生生活の中で、留学を通して得られる経験というのはかなり大きく、間違いなく今後の人生に大きく役立つはずです。実際に、私はこの留学を通して出会った多くの友人と話をしていく中で、以前は当たり前だと思っていた常識が覆され、そして考え方や価値観にも大きな変化がありました。それはこの留学を通してではないと得られないことだと感じています。英語ができずに落ち込むこともありましたが、教会での講義を担当してくれた方の「あなたたちは母国語の他に英語を勉強しているのよ。この年齢でそれができるのはとても勇気があることだから自信を持って。」というフレーズが私を支えてくれたと感じています。英語力がないことを恐れて留学の参加を迷われている方は、是非ほんの少し勇気を出して挑戦してほしいと思います。

相良 真里

国際学部 2年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
イギリス
派遣先名
オックスフォード大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

中学生のころ、両親の仕事の都合でインドに住んでいたことがあり、海外の文化や英語学習に対して強く興味を持ったことが留学を決めた大きなきっかけです。また、関学では留学プログラムが充実しているということもあり、この機会を活かして在学中に半年程度の留学をしたいということを決めていました。留学先をイギリスにした理由は、イギリスの映画やドラマを繰り返し見るほど大好きだからです。特に、イギリスらしい英語のアクセントや言い回しに直接触れてみたいということから渡航先をイギリスに決定しました。

全体のスケジュール

【平日】月曜日から木曜日までは、朝の 9 時から夕方 16 時まで授業があります。途中 1時間半程度のお昼休みがあり、その時間を利用して学食でお昼ご飯を食べに行きます。学食はビュッフェスタイルで、自分の食べたいものを好きなだけとることができます。サラダやカレーから、イギリスならではのジャガイモをふんだんに使った料理まで幅広いメニューが用意されています。授業についてですが、前半のターム 1 では基本的な英語の学習を行いました。扱うトピックは、イギリスの文化や歴史についてです。後半のターム 2 では、ビジネスで役立つ英語の学習を行いました。プレゼンテーションでは、ビジネスプランを英語で提案する機会も用意されており、先生方から有意義なフィードバックを受け取ることができます。また、アクティビティも用意されており、ロンドンのナショナルギャラリーやオックスフォード郊外のブレナム宮殿に訪れました。事前のレクチャーがしっかりと用意されており、その土地に足を運ぶ前に理解を深めることができます。

【休日】休日の過ごし方は完全に個人の自由です。私は、ミュージカルを観劇することや、数多くの博物館に訪れて休日を過ごしました。ミュージカルはもちろん英語で上演されるので、英語の学習(主にリスニング)にも役立ったと思います。また、イギリスはほとんどの博物館と美術館に無料で入場することができるので、興味がある方は博物館めぐりをすることがおすすめです。

印象的な出来事

ロンドンでミュージカルを観劇した際に、隣に座っていたお客さんと仲良くなったことです。開演前に、隣に座っていた方から話しかけられ、「ミュージカルが好き」という共通の話題から意気投合し、開演までずっとお話していました。その方は日本に対して興味があったようで、日本文化や歴史について楽しそうに話してくれました。また、私の英語を「上手だね」と褒めてくれたことも、自身の語学力向上を改めて実感することができて非常にうれしかったです。

留学で得た経験

留学を通して得た経験や、文法や単語の間違えを気にせずとにかく会話をしてみるということです。自分が思っているよりも、文法や単語が完璧でなくても相手に思いを伝えることができます。もちろん、間違えをそのままにするのではなく、わからない単語や表現するのに苦労したフレーズがあったのであれば、すぐに調べて自分のものにするという作業も大切です。

アドバイス

5か月間という中期留学の中では長いプログラムではありますが、思っているよりもあっという間に帰国日を迎えます。留学期間を有意義に過ごすためには、目標の設定と留学に行く前までの英語学習が非常に大切であると考えます。例えば、英語資格のスコアアップを目指したいのであれば、具体的な点数を目標に掲げることでより効果的に学習することができると思います。また、急な環境の変化に戸惑うこともあるとは思いますが、そこは「郷に入っては郷に従え」の精神をもって生活することで乗り越えましょう。皆さんの留学がより良いものになることを願っています。

神田 桃佳

国際学部 3年生(参加時)

参加プログラム
英語中期留学
国名
タイ
派遣先名
チェンマイ大学
参加年度
2022年度

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留学の背景

幼少期に中国に住んでいたこともあり、海外、特にアジア圏への興味が強く、大学生の間に一度は留学をすると決めていました。しかし、いざ大学に入学すると、コロナで海外への渡航が大きく制限され、準備を進めていた交換留学も頓挫してしまいました。オンライン留学も経験しましたが、やはり渡航したい想いは強く、交換留学の派遣中止が決定した翌日には、中期留学に申し込みをしていました。冒頭に述べた通りアジア圏に興味があったことや、英語+αの言語を学びたかったこと、タイのドラマが好きでタイの文化を肌で感じたいと思ったことなどから、渡航先はタイに決めました。

全体のスケジュール

【平日】ターム1&2では、朝9時から夕方16時頃まで、途中1時間のお昼休憩をはさんで、英語やタイ語、SDGsについて学ぶ授業がありました。英語の授業は、プレゼンやTOEIC対策など、英語を学ぶ授業と、Cross Cultureや観光について、英語で学ぶ授業がありました。タイ語の授業では、お店での注文などの基本的な会話表現を、ゲーム等も交えて学習しました。SDGsの授業では、座学のみならず、学外に出ることもありました。
ターム3では、朝から夕方までインターンシップをしました。私は、授業を受けていた言語センターのオフィスで、留学生のサポートや資料作成をさせていただきました。放課後は、カフェやナイトマーケットに行ったり、学内外で行われるイベントに参加したりしていました。

【休日】2週間に1度アクティビティがあり、エレファントキャンプに行ったり、お寺を巡ったり、タイ料理を作ったりしました。特にエレファントキャンプは、タイ語で指示を出して象にバナナを食べさせたり、象に乗ったりしてとても楽しかったです。連休には、寝台列車やバスに乗って、バディや友人と国内旅行にも行きました。

印象的な出来事

タイでは日本のカルチャーに興味を持つ人が本当に多い、というのが印象的でした。特にアニメや漫画は絶大な人気で、街中に漫画ショップがあったり、週末にはショッピングモールでコスプレイベントが開催されたりします。また、私が日本人だとわかると、「ありがとう」など知っている日本語を話してくれたり、好きな日本食や日本への旅行の話をしてくれたり、中には日本の歴史や、日本製のカメラについて嬉しそうに話してくれた方もいました。さらに、高校や大学の授業で日本語を学ぶ方も多く、流暢な日本語に何度も驚かされました。

留学で得た経験

留学を通して、言語は人と人を繋げ、世界を広げてくれることを実感しました。タイに来てから、タイ人はもちろん、シンガポールやベトナム、オーストラリアなど様々な国からの留学生や友人と、拙いながらも英語で会話をし、英語をコミュニケーションの手段として使うようになりました。こうした経験から、お互いの母国語が違ったとしても、英語という共通言語があれば、友人ができ、お互いの文化や考え方を知ることができると感じました。同時に、タイ語が十分でない私は、食堂のおばあちゃんやバイクタクシーの運転手さんとの会話でタイ語が聞き取れず、何度も悔しい思いもしました。タイへの留学で人とのコミュニケーションを通じて感じた嬉しさと悔しさが、今の私の外国語学習のモチベーションにつながっています。

アドバイス

皆さんの中には、4か月という限られた期間の中期留学に応募することに、あるいは英語圏ではないタイに留学することに尻込みする人がいるかもしれません。確かに、より長い期間で、より日常に英語が溢れる英語圏に留学する方が、英語力は伸びるのかもしれません。しかし、英語力が伸ばせるかどうかは自分次第ですし、これまで述べてきた通り、タイに留学したからこその学びが私にはたくさんありました。限られた期間だからこそ、躊躇する時間がもったいないと感じて挑戦できたことも多くあります。何よりも言えることは、タイは本当に魅力的な国だということです。最初はカルチャーショックを受けていた留学仲間も、帰国時には皆、帰りたくないと号泣したほどです。一人でも多くの人に、中期留学に挑戦してほしいですし、タイの不思議な魅力をぜひ味わってほしいと思います。タイへの留学について知りたいことや不安なことがあったら、どんな些細な事でもいいので、CIECを通してお気軽にご連絡ください!