国際学部 1年生(参加時)


総合政策学部 2年生(参加時)

私が留学を志した理由は、将来「国際社会貢献活動」へ参加するにあたり、現場で通用する確かな実戦経験と適応力を養いたいと考えたからです。
これまで大学での講義を通じて国際協力の理論を学んできました。しかし、文化や価値観が全く異なる現地のリアルな課題に対し、自分の力がどこまで通用するのか、あるいは何が足りないのかを肌で感じる必要性を強く実感しました。異なる環境に身を置き、多様なバックグラウンドを持つ人々と協働する経験を積むことで、将来の活動をより意義深いものにするための土台を築きたいと考え、今回の留学を決意しました。
渡航前には現地の情報や文化的背景についてグループ内で共有し、理解を深めることに注力しました。この事前準備の目的は、全員が共通の認識を持ち、現地に到着した瞬間から「情報の収集」ではなく「情報の答え合わせとブラッシュアップ」に集中できる状態を作ることでした。限られた滞在期間の中で学びを最大化させるためには、知識を現地で肌で感じる一次情報へとアップデートする作業に時間を割くべきだと考えたからです。あらかじめ仮説を立てるプロセスがあったからこそ、現地では些細な変化や違和感にも敏感になり、より深い理解を得ることができました。
自分の意見を主張することの重要性を学びました。日本では何かを議論する際には、主張することよりも、協調性を重んじる傾向が強いと感じていました。ですが、フィールドワークでは現地の学生らは積極的に質問したり自分の考えを主張したりしていて、より議論を深めようとしていました。それぞれの考えを主張することで、どの部分で認識のズレが生まれているのか、どうすれば折り合いを付けてお互いに満足のいく結果にすることができるのかを突き詰めていました。今後仕事をするうえでも、必要になるスキルだと学びました。
1日のスケジュール。
一日のうち、ほとんどは現地の学生らとともに行動します。彼らは英語を流暢に話すのでコミュニケーションを取ることについては、何の問題もありません。
朝食後、現地大学の学生らと合流し各機関や各企業に訪問します。
昼食は現地大学の学生らととり、昼食後も同様に各機関や各企業に訪問します。
夕食も現地大学の学生らととり、ホテルに戻ります。その後は自由時間で、各グループごとに最終発表の準備をしたり、現地の学生らと交流することもあります。
ベトナムでのフィールドワークは、未知の環境へ「まずは一歩踏み出す」ことへの心理的なハードルを完全に取り払ってくれました。その後の国際社会貢献活動挑戦でも、臆することなく挑戦できるようになりました。こうした一連の挑戦は、私のキャリア観にも大きな影響を与えました。現場を歩き、多様な価値観に触れる中で「将来何になりたいのか」「社会にどう貢献したいのか」というビジョンが具体化され、現在は明確な目標に向かって主体的に就職活動へと突き進むことができています。小さな一歩の積み重ねが、次につながると感じました。
チャレンジ精神
新しいことに挑戦する際、不安は常に付きまとうものですが、一度でも「現場でなんとかやり遂げた」という成功体験を得ることで、未知の事態に対しても「飛び込んでみればなんとかなる」という前向きな開き直りと自信が生まれました。
この変化は留学プログラムの中だけに留まりません。帰国後も、日常生活や学業において新たな領域へ挑戦する機会が劇的に増え、粘り強く道を切り拓く「チャレンジ精神」が私の根幹として養われました。プログラムへの参加が、新しいことに挑戦することの原動力になっています。
プログラムに参加することはゴールではありませんが、今後に影響を及ぼすことは間違いありません。参加する前には考えたこともなかったことや知らなかったこと、すべての新しい出会いがあなたの人生を豊かにします。このプログラムは短期間のため最初の挑戦にはもってこいのプログラムです。ぜひ、1歩踏み出してみてください。
なぜ留学しようと思ったのか?
海外フィールドワークに参加した理由は、関西学院大学の留学プログラムである「国際ボランティア」への参加を目指す中で、本プログラムがその推奨科目として位置づけられていたからである。しかし、単なる履修要件としてではなく、国際ボランティアに必要な姿勢や視点を現地で身につける重要な機会だと考えた。多民族・多宗教国家であるマレーシアの社会に直接触れ、人々がどのように価値観の違いと向き合いながら生活しているのかを体感することで、将来国際ボランティアとして活動するための基礎を築きたいと思い、参加を決意した。
留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?
事前準備として、マレーシアの歴史的背景、多民族構成、イスラム教の価値観やハラル制度について調査を行った。特に宗教的配慮が日常生活や経済活動にどのように反映されているかを意識し、現地での見学や質問につなげられるよう整理した。また、英語で自分の考えを端的に伝える練習を行い、質問を自分から投げかける姿勢を意識した。さらに、グループでの行動が円滑に進むよう、事前に役割分担や時間管理について話し合い、主体的に動く準備を整えた。
留学で得た学びや経験は?
最も印象的だったのは、Lotus Hypermarketでの見学である。ハラル食品とノンハラル食品が明確に区別され、宗教的規範を尊重しながら多様な消費者が安心して買い物できる工夫がなされていた。これは単なる制度ではなく、互いを尊重する社会の姿勢そのものだと感じた。また、パンコール島の小学校では、多民族・多宗教の子どもたちが同じ教室で自然に学び合っており、「多文化共生」が理念ではなく日常として存在していることを実感した。違いは対立ではなく、社会を支える力になると学んだ。
1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。
午前中は学校や行政機関、地域施設を訪問し、現地担当者から説明を受けたり質疑応答を行った。午後は漁村や市場などでのフィールド調査や、得た情報を基にしたグループワークを実施した。夕方以降はグループで振り返りミーティングを行い、その日の体験から感じた疑問や気づきを共有し、意見を深めた。体験→考察→共有を毎日繰り返す構成で、単なる見学に終わらず、思考を伴った学びが積み重なるプログラムだった。
留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?
この経験は、進路を考える上で「背景を想像する視点」を与えてくれた。現地では、安さや効率だけでは測れない、人々の暮らしや誇り、持続可能性への葛藤を目の当たりにした。今後は、表面的な成果や条件だけで判断するのではなく、その選択が誰にどのような影響を与えるのかを考えられる進路を選びたいと考えている。また、異なる意見を持つ人と対話する経験を通じ、自分の考えを言葉にして伝える力の重要性を強く実感した。
特に成長したと感じられる点
主体性
その理由
最も成長したのは主体性である。現地では、指示を待つだけでは何も得られず、自ら質問し、行動しなければ学びにつながらなかった。リーダーとして判断に迷う場面も多く、失敗への不安もあったが、行動することで議論が生まれ、チームが前に進む経験をした。この経験から、完璧でなくてもまず動き、そこから学ぶ姿勢の大切さを身をもって理解した。
これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!
留学や海外フィールドワークは、正解を見つける場ではなく、自分の価値観が揺さぶられる場だと思う。違和感や迷いを感じた瞬間こそが、一番の学びになる。失敗を恐れず、自分から一歩踏み出してほしい。その積み重ねが、帰国後も自分を支える確かな力になる。