インドネシア交流セミナー

福永 未希

総合政策学部 2年生(参加時)

参加プログラム
インドネシア交流セミナー
国名
日本・インドネシア
派遣先名
サティヤ・ワチャナ・キリスト教大学
参加年度
2017年度、2018年度

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留学の背景

私は「大学生の夏休みに何かにチャレンジしたい!」と思い、インドネシア交流セミナーに参加しました。参加するまではアジアにあまり興味を持っておらず、インドネシアについて何も知らない状態でした。しかし、2017年度、インドネシアで開催された本プログラムに参加した際、異文化や現地の学生との生活に刺激を受け、インドネシアやアジアに対して興味抱くようになりました。その経験から、「インドネシアの文化をもっと知りたい」「日本の文化をもっとインドネシアの学生に知ってもらいたい」と思い、2018年度の日本開催時にも参加することを決めました。

全体のスケジュール

6月ころから事前研修が始まり、 Culture Sharing、Food Sharing、Group Presentationなどの準備を行います。研修以外の日も夏休みを中心に自主的に準備を行います。インドネシア開催の場合は渡航の準備、日本開催の場合は受け入れ準備など、その他にもやることが多くあり、準備期間は結構忙しいです。2017・2018年度は、プログラム期間中には上記のイベントが中心に行われ、文化体験やその年のテーマに即したフィールドワーク、一泊のホームステイを行いました。

印象的な出来事

2年とも、インドネシアの独立記念日が期間中にあり、その日にはみんな伝統衣装を着て国歌を歌い、独立を祝っていました。直接見ることはできませんでしたが、インドネシアの国内各地で盛大なセレモニーが行われるそうです。日本では建国記念日はあるものの、国を称える習慣があまりないので、インドネシアの人々がその日を大切にし、国に誇りを持つ姿はとても新鮮で印象的でした。また、その独立は日本からの独立であることを考えたとき、自分が日本の視点からしか歴史を見れていないことに気づきました。

留学で得た経験

私にとって、このプログラムは外国人と学んだり活動したりする初めての経験でした。はじめのうちは英語がうまく通じず、会話が成り立たないことがあったり、習慣の違いに戸惑ったりすることもありました。しかし、時間がたつにつれ、互いの習慣を受け入れつつ寝食を共にすることや、片言ながらも会話ができることに楽しみを感じるようになりました。このプログラムを通して、はじめは不安要素であった言語・文化・習慣の違いを受け入れ、その違いを楽しむことができるようにまでなりました。
また、このプログラムではインドネシア学生との交流を楽しむだけでなく、自国について伝えることや相手のことを知ることによって新たな分野への関心や興味を得ることもできます。私はプログラム終了後、アジアについての関心が広がり、文化だけでなく、経済、宗教、それぞれの国が抱える問題などについて目を向ける機会が増え、これからの学習目標や他の留学プログラムに参加する動機につながりました。

アドバイス

2週間という期間は、物足りないのではないかと感じる方も多いと思います。しかし、このプログラムは準備に時間をかけ、またインドネシアの学生と2週間寝食を共にするため、学ぶことや感じることがとても多く、得られるものは他の留学プログラムと同じくらい、またはそれ以上のものがあります。準備は相当必要であり、大変に感じることもあると思いますが、その分インドネシア学生や関学からの参加者との出会いと交流は自分の世界を広げるためにとても重要な経験となると思います。