中華人民共和国駐大阪総領事館にて薛剣総領事との意見交換を実施
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2025年6月10日、関西学院大学国際連携機構の教職員が中華人民共和国駐大阪総領事館を訪問し、薛 剣(せつ けん)駐大阪中国総領事と懇談を行いました。この会は、2024年7月に本学学長を訪問された総領事から、本学と中国の諸大学との学術交流についての懇談をさらに深めたいとお食事会にお招きいただいたものです。
当日は、以下の教員と国際連携機構事務部職員が出席しました。
•成田 静香(副学長/国際連携機構 機構長/文学部 教授)
•伊藤 正範(国際連携機構 副機構長/国際教育・協力センター長/商学部 教授)
•長谷 尚弥(国際連携機構 機構長補佐/国際教育・協力センター副長/国際学部 教授)
•大東 和重(国際連携機構 機構長補佐/日本語教育センター長/法学部 教授)
薛総領事は、留学生交流の重要性について強調され、「留学生は両国のかけはしであり、未来を担う存在である」とのご発言が印象的でした。また、「安心・安全な留学生活を送れるように、総領事館としても全面的に支援したい」とのお言葉から、在日中国人留学生に対する深いご配慮と強い支援の意志が示されました。
会話の中では、現在の日中の留学生交流の不均衡、すなわち「中国から日本への留学生は多くいる一方で、日本から中国に渡航する学生が少ない」という現状についても言及されました。この不均衡を是正することの重要性が双方で共有され、より多くの日本人学生が中国に関心を持ち、学びの場として選択できるような環境整備と情報発信のあり方について、意見が交わされました。
また、薛総領事は「信頼関係を育むためには、相手が自分にとってどういう存在であるかを見つめ直す必要がある」、「日中交流をより一層深める新時代の構築においては、相互理解と人的交流が不可欠である」と述べられ、教育交流が外交的・文化的な信頼の土台となることを明確にされました。
関西学院大学としても、今後一層中国を含む諸外国との学生交流・学術連携を推進し、若者が国を越えて学び合い、理解を深め合う環境づくりに努めてまいります。

