国際学部

長期留学参加予定者への教務上の説明事項

最新の情報はkwicのキャビネットを参照して下さい。

Ⅰ 単位認定

長期留学(交換留学・学部科目履修型・認定留学)で修得した単位については以下のとおり取り扱います。

1. 単位認定の原則
①認定される科目名および算入される分野について

留学先で修得した単位は、帰国後、学生本人による申請および国際学部教員による審査のうえ、原則として「外国大学科目」として以下の分野・分類のいずれかの単位に認定されます。

<認定・算入可能な分野・分類>

入学年度 分野 分類
2022年度以前 言語教育科目 第1外国語初級
第1外国語中級
国際基礎科目 第2類(基礎的科目)
国際専門科目 グローバル共通科目
北米研究コース科目
アジア研究コース科目
自由履修科目
2023年度以降 言語教育科目 第1外国語初級
第1外国語中級
教養基礎科目 第2類(基礎的科目)
専門基礎科目
地域研究科目 グローバル研究科目群
北米研究科目群
アジア研究科目群
ヨーロッパ研究科目群
自由履修科目

ただし、審査の結果本人希望通りの科目に認定されない場合や、国際学部の取り扱う教育分野と著しく内容が乖離している科目、留学先大学での正規開講科目ではない科目などについては単位の認定が認められない場合があります。

②日本語を学ぶ科目について

日本語の会話等の授業は、日本人学生が受講しても単位認定できません。

③単位認定希望の有無について

単位認定を一切希望しない場合は、留学届提出時にその旨を国際学部事務室に連絡してください。

④認定後の成績について

科目が認定される際は、あらかじめ設定された基準に基づき原則素点(数字の得点)で認定します。
Letter Grade(A,Bなど)の場合は、素点に読み替えた上で認定します。
現地での成績が「認定」のみの場合、本学でも素点には読み替えず「認」として認定します。

⑤認定単位数の計算基準について

単位認定後の単位数の算出は以下の通り行われます。

  1. 「言語教育科目、実験科目、実習科目及び実技科目」の場合
    1単位:1,350分
    ⇒留学先での学習時間(科目ごとの総学習時間)を1,350分で割った数が認定単位数となる

  2. 「講義科目及び演習科目」の場合
    1単位:675分
    ⇒留学先での学習時間(科目ごとの総学習時間)を675分で割った数が認定単位数となる

【ご参考】

過去の単位認定実績は最下部にあるPDFファイルにてご確認ください。
みなさんの先輩が留学先で修得した科目がどの分野に認定されたかがわかります。
ただし、同じ科目であっても、開講年度や各学生の入学年度等によって異なる分野で認定される可能性もあります。

2.単位認定手続きの流れ

単位認定手続きに先立ち、帰国後すみやかに国際学部事務室に「帰学届」を提出してください。
その際、単位認定の希望有無をお知らせいただき、単位認定を希望される方は、以下の流れに沿って認定の手続きを進めてください。

I.「単位認定願」および現地大学発行の成績証明書をFormsよりアップロード

単位認定願」(国際学部指定様式、kwicキャビネットに掲載)をダウンロードし、ファイル内の3シートすべてに入力のうえ、留学先からの成績証明書とあわせて以下Formsからアップロードしてください。

申請時の注意
  • 認定願はPDF化する必要はありません。Excelファイルのまま提出してください。
  • 認定願および成績証明書のファイル名(タイトル)はそれぞれ 「氏名_留学先大学」としてください。
    (例: 国際光_トロント大学.xlsx/国際光_トロント大学.pdf)
II. 必要書類の提出(事務室より案内します)

Ⅰ.のフォーム申請を事務室にて確認後、必要書類の提出について事務室より案内します。以下の必要書類を提出できるよう準備してください。

①認定を希望する科目の授業に関する資料
(各科目の実施時間数が分かるシラバス、コースガイド、時間割などの公式資料)

②テキスト、スライド等の資料、提出課題やプロジェクトの成果物、ノートなど

上述のうちシラバス原本(紙媒体)やテキスト、提出課題、ノート等は認定手続きが終了後返却します。

参考:提出書類の形式について

書類の種類 データのみ必要 紙・データ どちらでも可
①単位認定願
②成績証明書
③科目の実施時間数が分かる資料(シラバス等)
④テキストなどの資料
<注意>近年、LMS等オンライン上で配布される資料や教材が非常に多くなっています!

閲覧期限が設定されている場合がありますので、それぞれの責任において、期限内にダウンロードし、ご自身のパソコンやUSB等に保存するようにして下さい。資料不足により単位が認定できない場合もあり得ますので、十分に注意してください。

提出期日:帰学学期の次の学期末までに提出してください。

  • 第1外国語への直接読替による単位認定を希望する場合など、認定結果が次学期の言語教育科目の履修に関係する場合は、履修学期開始の約2か月前(春学期:1月下旬、秋学期:7月下旬)までに手続きを終える必要があります。また、担当教員による審査の結果、直接読替が認められない可能性もあります。その点を十分に考慮したうえで履修計画を立ててください。
  • 単位認定の結果が卒業要件に影響する場合は、遅くとも1月末までに手続きを終える必要があります。成績証明書やシラバスを確実・早急に入手して、単位認定願を作成・提出するなど、迅速に手続きを行うようにしてください。
III.面談の実施

提出資料に不備がないことを確認でき次第、担当職員との面談日程を調整します。
面談では、各授業の時間数や内容について、シラバス等の証明となる資料に基づいて説明できるように準備をしておいてください。

IV.「単位認定願」最終版のExcelデータ提出

面談にて指示のあった箇所を修正したうえで、最終版のデータを添付ファイルにて国際学部事務室留学グループ宛にメール提出してください。

送付先アドレス:

3.「単位認定願」作成時の注意点

①国際学部指定のExcelファイル「単位認定願.xlsx」を使用してください。
単位認定願関連の書類は、kwicキャビネット(国際学部>留学)に掲載しています。

入力時の注意点

入力いただくのは「1.単位認定願」、「2.単位認定申請科目説明書」、「3.留学先での授業時間割」の該当箇所(Excelファイル上の薄黄色部分)の3シートです。

シート「1.単位認定願」について

「科目名」「科目コード」「留学先成績」「留学先単位」
留学先大学の成績証明書に記載のあるとおりの科目名(正式名称)・成績・単位等を入力してください。

「時間数」
「1回の授業時間(分)」×「1週あたりの授業回数(回)」×「何週授業が行われたか(週)」を記入してください。(例①参照)
ただし、所定の書式で表せない場合は、例②、例③のような書き方で問題ありません。
例①:[ 90 ]分 × [ 2 ]回 × [ 15 ]週 = [ 2700 ]分
例②:[ 90 ]分 × [ 28 ]回 × [ 1 ]週 = [ 2520 ]分
例③:[ 2480 ]分 × [ 1 ]回 × [ 1 ]週 = [ 2480 ]分

なお、時間数の記入に際しては、以下の点に注意してください。

  • 以下については時間数に含めません。
    • 祝日や休暇など、予め休講することが決まっている時間数
    • 定期試験期間に行われた試験時間
    • 自習時間(Self-study)など、対面で行う授業外の自主的に行う学習時間
  • 以下については時間数に含めます。
    • 教員の都合等で、急遽休講になった時間数(シラバスや時間割に記載のない休講)
    • 授業時間中に実施された試験
    • 出席必須のTutorial等で、時間数等が記載された証拠書類があるもの
  • 合計時間詳細を表現できない(ex.2480分×1回×1週)場合は、「単位認定願申請科目説明書」の「その他特記事項」に時間内訳を記入してください。

「認定を希望する科目名」
原則すべて「外国大学科目」として入力し、各「外国大学科目」について、「教育課程表」や国際学部開講科目のシラバス等を参考に、認定を希望する分野・領域を選択してください。
なお、特定の言語教育科目への直接読替を希望する場合は科目名欄に正しく入力したうえで、必ず面談時に口頭で申し出てください。

シート「2.単位認定申請科目説明書」について

「授業概要」
授業で学んだ内容はもちろん、対象地域(北米・アジア等)、領域(文化・言語、社会・ガバナンス、経済・経営等)、レベル(基礎的な内容か専門的な内容か)等、できるだけ具体的に記入してください。

「テキスト・参考文献など」
シラバスのURLがあれば、貼り付けてください。

シート「3.留学先での授業時間割」について

所定の書式で時間割が表せない場合は、「特記事項」の欄に、どのようなスケジュールで授業が行われたのか、詳しく記入してください。

4.認定結果の通知

審査後、単位認定結果を配布します。結果が出次第kwicにて呼出を行いますので、国際学部事務室まで受け取りに来てください。なお、単位が認定されるまでには、教員による審査や国際学部教授会の日程等の理由で、一定の期間が必要となります。
すでに述べている通り、言語教育科目への単位認定を希望する場合など、単位認定の結果が次学期の履修や卒業に関係する場合は、留学先大学の成績証明書を早めに入手したり、「単位認定願」を早急に提出したりするなど、特に迅速に手続きを行うことが重要です。

Ⅱ ゼミ(研究演習)選択

3年次に所属する研究演習(ゼミ)の選択については、kwic国際学部のキャビネットに掲載する「研究演習I選考スケジュール」(3月下旬掲載)および、「研究演習選択案内冊子」(7月中旬にkwic国際学部のキャビネットに掲載予定)を熟読のうえ、以下のとおり進めてください。
なお、履修基準年度3年次の「研究演習Ⅰ」または「Research Seminar I」は、2年次までに定められた科目群の単位を修得していなければ、履修することができません。3年次に「研究演習Ⅰ」を履修できなければ、卒業が少なくとも1年遅れる(留年する)ことになってしまいます。留学を計画する際には、この点を理解し、2年次終了時までに「研究演習Ⅰ」または「Research Seminar I」の先修条件(進級条件)を満たせるようにしましょう。

1. 先修条件
2022年度以前入学生
研究演習Ⅰ/Research SeminarⅠの先修条件(一般学生)
言語教育科目
  • 第1外国語初級 8単位
  • 第2外国語初級 2単位
国際基礎科目
  • 第1類(入門的科目)4単位
  • 第2類(基礎的科目)8単位
  • 第3類(基礎演習科目)4単位

卒業必要単位に算入できる科目で、上記以外に6単位以上、合計32単位以上

2023年度以降入学生
言語教育科目
  • 第1外国語初級 8単位
  • 第2外国語初級 2単位
教養基礎科目
  • 第1類(入門的科目)4単位
  • 第2類(基礎的科目)8単位
  • 第3類(基礎演習科目)4単位

卒業必要単位に算入できる科目で、上記以外に6単位以上、合計32単位以上

上記単位の修得の他、休学期間を除く2年間の在学期間が必要です。

英語話者以外のResearch Seminarの先修条件は他にもありますので、Research Seminar用の選択案内冊子(Research Seminar Selection Information Brochure)を確認してください。

2. 海外から研究演習Ⅰ選択届を提出する場合の注意事項
  1. 「研究演習I選考スケジュール」および「研究演習選択案内冊子」に掲載の日程・期日等は、すべて「日本時間」です。定められた期日までに必着で送信してください。
    選考における公平性を確保するため、留学先の時差等は考慮されないので十分に注意してください。提出期日・時刻に遅れた選択届は一切受け付けません。
  2. 10月初旬以降に、ゼミごとの説明動画が公開されます。リンク一覧をkwicでお知らせしますので、関心のあるゼミの動画を視聴して、どのゼミに申し込むか検討してください。
  3. 選択届提出期間の初日に、kwicで提出先のMicrosoft Formsのリンクを送ります。
  4. 必ず定められた期間内にアップロードしてください。上記の提出用リンクは、提出期間最終日の締切時刻に自動的に使えなくなります。時間に余裕をもって提出してください。
  5. 一度提出した研究演習Ⅰ選択届の差替は一切認められません。複数回再送されても、一回目に送付されたものを採用しますので、送付前に十分にご確認ください。
  6. 研究演習選択手続きでは、kwicの「お知らせ」や「キャビネット」の機能を活用しますので、ログインID・パスワードを忘れることのないよう注意してください。また手続きの方法等に変更がある場合もkwicにて連絡しますので、留学先でもkwicを確認できる状態を確保してください。また、個別に連絡する可能性もありますので、可能な限り関学メールも確認するようにしてください。
  7. 新任教員の新規ゼミ開講や、教員の留学決定に伴う開講予定ゼミ変更の可能性があります。その際はkwicにて「お知らせ」し、キャビネットを更新するとともに、随時研究演習選択案内冊子を更新していきます。
  8. 3年次に1年間の留学に参加する場合、申し込みにあたって演習担当教員との面談が必要となるゼミがあります。「研究演習選択案内冊子」に記載されている各クラスの紹介ページ内の「志望者への伝達事項」の記載内容を熟読してください。
3. 研究演習科目履修の特例と申請について

国際学部内規に基づき、3年次・4年次に卒業条件となっている留学プログラムおよび国内協定大学への交換留学に参加する者には、以下のような研究演習科目の履修を認めます。なお、国内協定大学への交換留学と卒業条件となっている留学プログラムに連続して参加し、合計の留学期間が1年間となる場合は、1年間の留学に参加する者とみなし、研究演習の特例履修の適用を認めます。
3年次・4年次での留学が決まった者には、留学前の1月下旬頃に研究演習科目履修の特例履修申請について案内します。2年次での留学が決まった者は、特に以下ご確認ください。

<重要>2年次秋学期から2セメスター留学する場合、留学先からゼミ選択および研究演習科目履修の特例履修申請が必要です。申請手続きでは、特例番号を指導教員に確認してもらうフローがありますので、時間に余裕を持って期日内に申請を完了させてください。

研究演習科目の特例履修番号一覧表(履修の手引き参照)

  1. ①上記表の中で「週2回授業」という表現は、年間で30回分の授業時間を確保することを意味しています。
  2. ②Research SeminarⅠ、Research Seminar Ⅱ、Graduation Thesisを履修する者は、上記表の研究演習Ⅰを Research SeminarⅠに、研究演習ⅡをResearch Seminar Ⅱ、卒業論文をGraduation Thesisに読み替えてください。
  3. ③4年次秋学期に国際ボランティアに参加する意思がある学生は、演習担当者と指導の計画について相談してください(秋学期不在期間分を春学期に補う形で指導を受けるか、秋学期に国際ボランティアプログラム参加現地で遠隔指導を受けるのか)。また、卒業論文の提出については秋学期提出を基本としますが、春学期提出も可能とします。
  4. ④特例9では、担当教員の指定する8単位分の科目(2022年度以前入学生は国際専門科目、2023年度以降入学生は地域研究科目)を履修することによって研究演習Ⅱ・卒業論文(またはResearch Seminar Ⅱ・Graduation Thesis)を代替します。この特例措置を希望する者は、定められた期間に別途手続きが必要です。(特例9による留学を希望する者は、留学を計画する段階で国際学部事務室に相談に来てください。)
  5. ⑤特例12、13では、「留学届」の提出時に「卒業延期願」もあわせて提出するようにしてください。
  6. ⑥特例7、8、13では、留学出発まで「研究演習」「Research Seminar」に出席することを可能とします。
  7. ⑦特例13において、「卒業論文」「Graduation Thesis」は秋学期の提出期間内の提出とします。

Ⅲ 帰国後の教務手続について

(1) 国際学部事務室への来室

帰国後は、速やかに国際学部事務室に来室のうえ、「帰学届」を提出してください。

(2) 帰国日(帰学日)

本学の学生である以上、帰国日は自己都合で決めるものではなく、プログラム終了後速やかに帰学することが求められます。万が一学業上の理由等で帰国日が遅れる場合、「留学期間延長願」を提出する必要がありますので、必ず国際教育・協力センターと国際学部事務室に連絡してください。

(3) 帰学学期の通年科目・集中講義科目の履修

留学から帰学した学期の履修は原則できません。ただし、以下のような場合のみ特例で帰学した学期の下記1、2の履修を認めますが、一部科目の特性上、履修が認められない場合も有り得ます。

  1. 通年科目(研究演習科目など)
    2026年度春学期中に留学から帰学する者で、2026年5月31日までに帰学手続きが済んだ場合、通年科目の履修が可能です(ただし、その場合も研究演習科目履修の特例申請が必要)。
  2. 春(秋)学期後半開講科目・集中講義科目
    帰学学期に開講される学期後半開講科目および集中講義科目については、帰学日にかかわらず、全授業に出席可能である場合のみ履修が可能です。
  • 通常の履修登録期間に履修登録してください。
  • 申込科目か否かによって登録時期が異なるため、手引き等で確認してください。

Ⅳ その他

(1) 第1外国語、第2外国語の履修について

kwicを通じて、第1外国語の履修希望調査について案内する予定です。

【第1外国語の履修調査】は、主に10~11月頃、(一部の学生は6月)kwicで案内します。対象者のみ、忘れずに手続きを行ってください。

【第2外国語Ⅲ以降の履修】については、2021年度春学期より申込科目となりました。申込科目の登録時期については、履修の手引きを参照し、手続きするようにしてください。

(2) 1月出発枠への留学に際する履修について

第1期出願で1月から留学を開始する場合、秋学期の履修は以下の通りとなります。

  • 通年科目及び前半科目のみ履修が認められます。
  • 通常科目(言語教育科目含む)は履修できません。

1月出発を希望する場合、必ず出願前に学部事務室にご相談ください。

(3) 教職履修者

教職課程の諸手続きについては、教職教育研究センターで確認してください。

(4) 履修の手引き・時間割について

2026年度版は3月下旬以降に配布します。
また、同日からkwic国際学部のキャビネットにてPDF版を閲覧することができます。

交換留学単位認定実績(PDF)