国際ボランティア

中谷 のの子

総合政策学部 3年生(参加時)

派遣先機関
パラゴンアカデミー
派遣国
ネパール
派遣時期
2024年度春学期

なぜ留学しようと思ったのか?

もともと海外に興味があり、大学在学中に留学に挑戦したいと思っていました。また、将来、国際協力関連の仕事や途上国の子どもたちの教育などに関わる仕事に就きたいと考えてきました。なので、この国際社会貢献活動の中で、現地の小学校の先生として五ヶ月間過ごせるものがあると知った時、先生として子どもたちと直接関われる・学校という教育現場で働ける・ホームステイをして現地の方と変わらない生活をすることで国を深く理解できるという点から、自分にぴったりなものだと感じ、ネパールでの活動に参加することを決めました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

応募までは、このプログラムのために履修が希望されている教科を履修していました。具体的には「国際情報分析」「プロジェクトマネジメント」などです。情報を正しく得て分析する力、課題を発見し分析し効果的な解決策を提案していくことなどを学びました。ネパールの小学校への派遣が決まった後は、小学校で教える内容を考えたり、授業で使えるような教材を作成したりしていました。また、ネパールの小学校では英語で教えるので必要ないですが、日常生活のコミュニケーションのためにネパール語の勉強も少しずつ始めました。

どのような留学生活でしたか?

とにかく、子どもたちの笑顔に囲まれて幸せな毎日でした。小学校に行くと「せんせい!」「今日の授業はいつ?」「今日の授業では何するの?」と子どもたちは沢山話しかけてくれ、とても楽しく、常に引っ張りだこでした(笑)。授業では自作のカードや表を使ってカタカナを一緒に学んだり、日本語の歌を歌ったり、こどもの日や七夕のイベントをしたり、けん玉を練習したり、色々なことをしました。家に帰ってからはホストファミリーにネパールの様々なことを教えてもらったり、一緒にご飯を食べたり、談笑したり、充実した時間を過ごしていました。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

ネパールでは朝起きると、甘い紅茶とおやつの時間から始まります。そのあとご飯を食べ、朝9時半くらいにスクールバスで学校に向かいます。3コマほど授業をした後、他の先生と一緒に給食を食べ、午後も3コマほど授業をしたあと帰宅、そして甘い紅茶とおやつの時間。そのあとは自分の部屋で休憩したり次の日の準備をして、ご飯を食べて夜10時には寝ていました!学校での授業がある日はこのような感じです。また、授業の日以外に周辺の学校でけん玉の指導も行っていたのですが、その日は2校ほどで教えてから帰宅というスケジュールでした。

留学中で、印象的な出来事

初めて日本語を学んだ4年生が、私が教えた日本語を使って、訪問してくれた私の日本人の友人に自己紹介をしているのを隣で見ていた時とても感動しました。私が「自己紹介してみて」と言ったわけではないのに、自発的にコミュニケーションを取ろうと一生懸命学んだ日本語を使って会話を楽しんでいる姿を見て、「コミュニケーションの楽しさを伝えられた」、「教えて良かった」と改めて感じさせてくれました。これからも日本語の学習を通じて、人とコミュニケーションをすることの楽しさを実感してくれたらないいなと願っています。

留学で得た学びや経験は?

私が活動していた小学校では英語教育が盛んで日常的に英語を使うことが決められているため、子どもたちや先生方は英語で話してくれました。低学年の子どもたちも私に英語でコミュニケーションを取ろうとしてくれるのですが、まだ英語に慣れておらず、うまく伝わらない時もありました。それでも「せんせい!聞いて!」「私はせんせいと喋りたいの!」と一生懸命私に話しかけてくれ、「伝えたい」気持ちが大切なのだと子どもたちに改めて教えてもらいました。言語を学ぶ上で勿論正しい文法や語彙は重要ですが、この気持ちも忘れず大切にしていきたいです。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

毎日子どもたちと直接関わってとても充実していて楽しかったことから、自分は子どもと関わるのが好きだということを改めて感じ、将来も子どもたちの教育に関わっていく仕事がしたいと強く考えるようになりました。また、今回は先生として子どもたちに直接教えましたが、次は子どもたちの教育をさらに大きな枠組みから支えたいと感じるようになりました。具体的には各国で「質の高い教育」を普及させていく活動に携わりたいと考えており、大学院に進学し専門性を高めるか、現場での経験をさらに積んでいくか、卒業後の進路選択をしている途中です。

特に成長したと感じられる点

多様性への理解

その理由

ネパールの主な宗教はヒンドゥー教と仏教です。今まで日本でずっと暮らしてきて宗教概念にあまり馴染みのない私にとって、宗教を重んじるネパールでの生活は新たな価値観をもたらしてくれ、多様性への理解へもつながったと思います。毎日のヒンドゥー教式のお祈りから、輪廻転生を信じている方々の埋葬の仕方、生贄を使用するお祭りの儀式など、最初は困惑することも多かったです。しかし、長期間現地の方と過ごしたりお話を聞いたりしていく中で、ネパールの価値観を少しずつ理解することができ、多様性とは何かについて深く考えるようになりました。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

国際社会貢献活動は、他の留学プログラムとは全く異なります。留学というと語学留学が主流だと思いますが、この活動では現地の方々と一緒に過ごして、何か活動をしていく中で、感じること学ぶことが沢山あります。今でも子どもたちとの思い出を振り返り、「幸せな5か月だった」「この5か月本当に行って良かった」と何度も感じています。私のように子どもに関わる活動から、現地の大学生や大人の方と一緒に活動するものまで沢山あります。もしご興味があるなら、とにかく挑戦されることを私はおすすめします!

清永 航平

国際学部 3年生(参加時)

派遣先機関
ジャパンハートこども医療センター
派遣国
カンボジア
派遣時期
2024年度春学期

なぜ留学しようと思ったのか?

弱い者に寄り添える人になりたい。国際協力を志した時からずっと掲げている目標で、大学在学中に途上国でのプログラムに挑戦したいと思っていました。国際協力の現場に携われる国際ボランティアに惹かれ、また日本トップのNGOが派遣先の一つにあり、「プロフェッショナル」な環境で経験を積みたいという気持ちからも国際ボランティアへの参加を決めました。
さらには、大学1年時のベトナムFWで教室では学べない、「生」の学びや現場主義の大切さを知り、5ヶ月間途上国でボランティアに従事することこそが自分を成長させると思ったのも参加の理由です。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

国際ボランティアへの参加に向け、事前準備として推奨科目やボランティアゼミの履修といった学内での授業だけではなく、実際に派遣される組織のイベントへの参加、派遣される組織や派遣国について文献調査を自ら行いました。
また、派遣先が医療機関だったため、非医療資格者の自分に何ができるのか、特に病院で入院している子どもたちのケアとしてできることや、その協力してくださる団体を探すこと。
さらに、自己分析を通してどの部分を派遣先で活かせるのか、またどの部分を5ヶ月間で改善させるべきなのかを明確にした上で、5ヶ月間の目標を設定することも行いました。

どのような留学生活でしたか?

毎日のように自分の弱さと向き合っては、乗り越えてを繰り返して少しずつ成長をしていった留学生活。常に問題意識を持ち、「自分に何ができるか?」「自分の何が求められているか?」を考え、いつも最善の自分で取り組むことを意識し続けました。
また、物事の「結果」よりもその「過程」に焦点を当て、自分が携わった仕事にどれだけ愛情を注いできたかを意識し、特に子ども向けのイベントでは、子どもファーストで、子どもたちの主体性を活かせるようなイベントづくりを心がけました。
本当に、生活や業務の全てから常に学びを得続けた5ヶ月間でした。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

派遣先での業務がある日は、朝7時に起床して病院に併設されている食堂で朝食をとった後、8時の始業ミーティングから業務を開始し、12時30分頃から1時間半昼食を含めた休憩をとり、病院の近くでカフェや昼寝など自由に過ごしました。その後終業のミーディングの17時まで仕事をし、ミーティング後は17時30分まで残りの業務をして1日の仕事が終わります。その後は夕食を取ったのちに、カフェで課題や自己研鑽の勉強などをしました。  休日には、日の出を見に登山をしたり、カフェ巡りをしたり、時には首都に行ってお買い物や旅行をするなど体調や時間に合わせていろんなことを行いました。

留学中で、印象的な出来事

2つの「ありがとう」、これが私の留学生活で印象に残っていることです。一つ目は、日本人医師からの「ありがとう」。インターンとして、イベントマネジメントを任せて頂いた際、日本人医師から「あなたに任せてよかった、ありがとう」と自分の努力が認められた瞬間で、今でも鮮明に記憶しています。
二つ目は、入院している患者さんやその家族からの「ありがとう」。小児病棟でお茶会や動物ショーの視聴会を実施して、子どもたちや家族の方が自分の目を見て、心から「ありがとう」と言ってくださっている姿を見て、イベントをやってよかったと感じました。

留学で得た学びや経験は?

「目の前の当たり前は当たり前じゃない」、これに尽きます。5ヶ月間のインターン、イベントの企画・運営、外部団体の方々からのご支援。何より、元気に生きていること、自分らしさを表現できること、自分の好きなことをたくさんできること。また、自分の挑戦を心から応援してくれた家族、派遣中に何度も相談に乗ってくれた同期の派遣生、いつも親身に寄り添って頂いた国際ボランティア教職員の皆様がいてくださったこと。
留学を通して、自分がいかに恵まれた環境でボランティア活動に参加できたのか、本当に多くの方に支えられていたおかげであったかを再認識しました。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

留学での経験を通して、たくさんの選択肢を持つきっかけになっただけではなく、将来のキャリアを考える上での最も重要な軸を構築することができました。実際に、途上国の医療機関で、たくさんの生と死を目の当たりにし、また医療を受けられない人々の現実に直面し、人を救うことこそが自分がやりたかったことなのだと再認識しました。
また、この留学に参加したからこそ、留学を終えてからも次のキャリアや目標に向かって勉強や実践を積めています。この留学が自分の人生を歩んでいく上での原動力となり、またキャリアを進んでいく上での自信にもなりました。

特に成長したと感じられる点

チャレンジ精神

その理由

途上国の中でも厳しい環境の中で、目の前で困っている人に対して自分に何ができるのかを考え、果敢にチャレンジしていくこと。失敗を恐れずに、自分を信じてどんな困難にも立ち向かっていくこと。このような姿勢が求め続けられた5ヶ月間であり、自分でもチャレンジ精神が身についたと実感しています。
また、単に困難な状況をしんどいと捉えるのではなく、「自分が成長できるチャンス」だとしてそのような困難に対して取り組んでいけるように5ヶ月間を通して慣れたことも、チャレンジ精神の成長の証拠だと思います。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

留学を行く際はハードルが高く、たくさんの不安があると思います。私もそのうちの1人でした。その際は「心の声」を大切にしてください。心からの「やりたい!」が留学への一歩を後押ししてくれるだけではなく、留学中あなたを一番支えてくれることになるでしょう。 また、世界には「誰かが取り組むべき」問題が山積みです。それを解決する「誰か」になってみませんか? 1人でも多くの人がその「誰か」として、世界中の弱き者に寄り添える者として、世界へ挑戦する一歩を踏み出してくれることを心から願っています。

林田 菜々子

法学部 3年生(参加時)

派遣先機関
モンゴル日本人材開発センター
派遣国
モンゴル
派遣時期
2024年度春学期

なぜ留学しようと思ったのか?

1,2年時に短期で留学プログラムに参加したことをきっかけに、より長期的な留学プログラムに参加してみたいと思った。国際協力に興味があったため、それを学ぶことができるプログラムであり、大学や語学学校で言語や学問を学ぶのではなく、現地で専門的な知識を学び実践的な活動をすることができるところに魅力を感じた。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

国際プログラム履修前に推奨されている授業を履修したり、副専攻として国連外交プログラムを履修し、国際社会に関する基礎的な知識を習得するように意識した。また、実際に1,2年時にフィールドワークに参加し、実際に国際的な現場を見ることで、経験値を得た。

どのような留学生活でしたか?

現地の人々と密着した生活だったため、良い部分もカルチャーショックの部分も頻繁にみる機会があった。また、時間を有意義に使う機会が多く、現地の細かいことを機にしない文化に触れていたため、日本で生活しているよりも幸福度が高かったように感じる。ものや環境、サービスなど足りないものが多かったため、あるものでどう解決するか、と自分で考えて実行する機会が多く、さまざまなスキルが付いた。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

9時から業務が開始し、基本的に18時まで働いた。フレックス制だったため自分の生活に合わせて出勤時間を決めることができ、インターン生にも柔軟に対応していただいた。4つの部署を約1か月ごとにローテーションし、ビジネス人材教育や日本語教育、相互文化促進に関わる業務に携わった。

留学中で、印象的な出来事

現地の青年海外協力隊の方々と様々な場所を訪れ、モンゴルの歴史や文化に触れたこと。それを業務の一環としてYoutubeに投稿することができたことが最も印象に残っている。大学に通っているだけでは経験できなかった景色を見ることができたり、様々なバックグラウンドをもった人と関わることができ、将来の見通しについて考え直すきっかけにもなった。

留学で得た学びや経験は?

将来の目標を持ち、目標のために努力することは人生において大切なことであると思うが、それ以上に今目の前にある現実を受け入れて今を楽しむことも重要であると思った。先を見て生活していると今ある幸せや自分の周りにある環境のよさに気づくことができず、スルーしてしまうかもしれないなと思った。また業務や日々のせ活を通して自分の強みや弱みを客観的に知ることができた。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

どんな仕事が自分に向いているか、苦手かを知るきっかけになると思う。インターンという形で実際に働く方々と近い環境で業務を行うことで、自分がどのくらいの規模で仕事をしたいか、今後何を学びたいかを考えることができた。就職することが正しいわけではなくて、大学院に行ったり海外インターンに行ったり、ギャップイヤーで自分のやりたいことを追及したり、自分を軸に人生をつくることができるようになると感じた。

特に成長したと感じられる点

タフネス

その理由

派遣期間中にボイラーの点検で2週間シャワーから温水がでないことがあり、炊飯器に給水機のお湯を貯めて限られた水量の中で入浴したことをきっかけに、忍耐力や問題解決に粘り強く取り組む姿勢がついたと考える。他にも言語が通じない中で5か月間生活したことは、精神的に大きく成長と思う。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

人生の夏休みといわれる大学生活の中で、自分で決めたことを自分の力で叶えるという経験ができることの一つに、留学があると思います。良くも悪くも国際社会を知ることができると思いますし、自分をより知るきっかけにもなると思います。

林 優花

総合政策学部 3年生(参加時)

派遣先機関
UNFPA
派遣国
ナミビア
派遣時期
2023年度秋学期

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参加しようと思ったきっかけ

参加を決めた一番の理由は、やはり将来国連で働きたいと思っていたからです。このように思ったきっかけは、中国にいたころに男尊女卑の考えが根強く社会に浸透していたことを肌身で感じ、強いショックを受けたことです。この経験からなぜこのような性差別が存在するのかについて疑問を抱くようになりました。その後、エマ・ワトソンが国連で行ったジェンダー平等を呼びかけるスピーチを見てとても共感し、ジェンダー平等の実現のためには自分が行動を起こさなければ始まらないと感じ、国連のような国際的な舞台で活躍したいという志が芽生えました。
大学に入学後、開発援助に関する実務経験が豊富な先生方のもとで学んでいく中で、開発途上国に貢献したいという気持ちもさらに強まりました。しかし、理論や教科書から学ぶだけでは現地の状況を理解することは難しく、途上国での援助がどのように機能しているかを知るには自ら足を運ぶ必要があると感じました。この国連ユースボランティアプログラムでは学部生であっても国連職員と一緒に活動することができ、国際援助の舞台裏を垣間見る絶好の機会であると考え、参加を決めました。

現地滞在中の印象的な出来事

印象的だった出来事の一つは、国連の日(United Nations Day)におけるUNFPAブースの運営に携わったことです。10月24日に記念される国連の日は、1945年に国連憲章が発効したことを記念し、国連憲章の誕生を象徴しています。2023年の祝賀テーマは「SDGsを巡る旅」であり、ナミビアと国連の長年にわたる関係性を称えながら、各国連機関がSDGsに向けた協力の成果をブースで展示しました。着任して間もなく国連の日におけるUNFPAブースの設計と運営を任され、さっそくブースのデザインに取り組みしました。UNFPAのブースではSDG5の「ジェンダー平等を実現しよう」という目標に向けての展示であったため、具体的にはUNFPAがSDG5にどのように貢献しているのか、どのような成果を挙げることができたかに着目して6つのポスターとビデオを作成しました。
これは私が初めて主体的に関わった活動であり、思い入れが深かったです。当日はナミビアの政府高官、市民社会組織及び各国大使館職員が出席されていました。急遽、私は上司からUNFPAブースに来場する全参加者に向けて3分間の歓迎と活動紹介をするよう頼まれました。原稿を準備することはできなかったが、ブース設計時の初心を思い出して取り組み、成功裏に終えることが出来ました。イベント後、UN Resident Coordinator(国連常駐調整官)とUNFPAの代表からは、「紹介が分かりやすく、ポスターのデザインも迫力があり好きだ」と褒められ、とても嬉しかったです。

副住 亮太

派遣プログラム
国際社会貢献活動
派遣国
インドネシア
派遣時期
2023年度秋学期

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参加しようと思ったきっかけ

世界のリアルな現状を知りたいと思ったことが大きな理由です。
大学に入るまで一度も海外に行ったことがなく、ただ漠然と留学にあこがれていました。はじめは、特に国際ボランティアプログラムへのこだわりはなく、むしろ、交換留学を真剣に考えていました。しかし、国際ボランティア担当の先生とたまたま出会い、徐々に国際ボランティアにひかれていくようになりました。先生の部屋を定期的に訪れていく中で、国際協力について、強く興味を持ち始め、今の世界で起こっていることを自分の目で見て感じたいと思うようになりました。現地の人々とともに汗水たらして働き、長い時間を一緒に過ごすことで、教科書やインターネットの情報だけでは得られない世界の本当の様子を知ることができるのではと考え、参加を決めました。
また、将来、高校の教師を目指しており、現地での経験が、教師になった後にも役に立つと考えました。教科書に書かれていることばかりを教える教師ではなく、実際に経験してきた、リアルな世界の状況を伝えられるような教師になりたいと思っていたことも、国際ボランティアプログラムに参加した理由です。
これら以外にも、ただ毎日学校に行くだけの学生生活ではなく、多くの人がやらなさそうなことをやってみたかったことも理由の一つです。中長期で途上国に派遣される他にはない貴重なプログラムで、一生の経験になることは間違いないと直感的に感じました。

入学後、現地派遣に至るまで頑張ったこと・準備したこと

国際ボランティアゼミを通して、派遣国であるインドネシアの現状について、文化や、社会、経済、教育など、様々な角度から調査を行いました。文献やインターネットで得られる情報を用いながら、国際ボランティア担当の先生と同じ時期に派遣される友人に対して発表を行い、ほめられたり、たまに厳しく詰められたり。それを繰り返す中で、だんだんインドネシアがどのような国なのかわかってきました。派遣される前から、派遣国や派遣先について詳しく知っておくことで、円滑に業務を進めることができます。しかし、いざ派遣されてみると、思っていたことや、調べていたこととは全然違うなんてこともしばしばありました。そのような現地に行かなければわからないことがあるというところが面白いポイントです。また、私の派遣先での業務内容が学校教育補助と日本語教育だったので、日本語教育についての授業や教育開発の授業を履修し、指導のスキルや海外の教育事情について実践的に学びました。さらに、それまで一度も海外に行ったことがなかったので、派遣前に、一度東南アジアを体験しておこうと、マレーシアフィールドワークにも参加しました。そこで仲良くなった現地の友だちと、帰国後も夜な夜な電話をしていたことが、英語力アップにつながったかもしれません。

現地滞在中の印象的な出来事

特に印象に残っているのは、やはり生徒たちとの時間です。インドネシアに着いてから、初めて教室を見学させてもらった時の、先生の話を全く聞かずにイヤホンをしてゲームをしている生徒、机の上に足をのせてふんぞり返って授業を受けている生徒、授業がわからないと無言で教室から退出していく生徒。極めつけは学校内で平気でたばこを吸っている生徒。あの学園ドラマのような衝撃の光景は忘れもしません。これから5か月やっていけるのか不安しかありませんでした。しかし、インドネシアでのほとんどの時間を派遣先の高校生たちと過ごし、日々全力で生徒と向き合っていく中で、信頼関係が徐々にでき始めていることを実感していました。帰国直前、たまたまインドネシアの独立記念行事の関係で早く学校が終わる日がありました。その日の昼に、生徒たちから呼び出され、指定された場所に行くと、なんと、お別れのランチを計画してくれていました。ランチだけではなく、さらに、最後の思い出にと写真館まで予約をしてくれていたのです。担任していたクラスの生徒と2時間ほど写真を撮り続けたことは本当に良い思い出です。そして、帰国前日、写真館での写真と生徒一人一人からのメッセージが入ったアルバムをもらった時、本当にインドネシアに来てよかったなと心の底から思いました。先生と生徒の「教える・教えられる」の関係が、実は、私の方が教えられてばかりだったのだなと気づかされました。

プログラムを通じて得た経験・スキル

一番苦労したことはやはり、「授業」です。インドネシアでは教育へのアクセス自体に大きな地域差がありますが、学校に行けたとしても、学力に大きな地域差があります。派遣先の高校はインドネシアでもめずらしい、全国各地から生徒がやってくる学校で、それまでの生徒が受けてきた教育の背景も多様です。そのため、同じ成績の条件で入学したとしても、学力には本当に大きな差があります。そのような多様な生徒が一つの小さな教室で一緒に学んでいるため、全員全く同じことをするわけにもいきません。問題演習をするときは、問題をできるだけ多く与えることにしました。早くできる生徒はどんどん進ませ、ゆっくりの生徒も最低限ここまではやるというラインを決め、劣等感やクラスを待たせていると感じさせないような工夫をしました。また、他の同僚の先生たちも感じていることは同じであるため、お互い授業に入ってサポートしたり、サポートしてもらったりすることもありました。学校はチームで動いており、一人では何もできません。しかし、派遣当初は外から来たただの大学生としか思われていなかったかもしれません。それでも、様々な困難を抱える生徒を支えるということを第一に考え、全力で取り組むことで、チームの一員として認められ、学校全体の仕事を任されることもしばしばありました。「がむしゃらに全力で取り組む」という情熱が困難を乗り越える鍵だったかもしれません。

今後このプログラムを目指す後輩へのアドバイス・メッセージ

5か月間、日本とは全く異なる厳しい環境の中で、現地の人々とともに汗水たらして働くという経験は、一生の財産になります。ただの大学生が、海外で、しかも途上国で、できることなどあるのだろうかと何度も思いました。しかし、実際に現地に派遣され、日々がむしゃらに高校生と向き合っていく中で、ボランティアだからこそできる自分の役割があると感じました。教えているつもりが教えられていることの方が多かったかもしれません。それでも、その微力がまわりまわって社会のためになっていると信じています。
出願当時は、一度も海外に行ったことがなく、また、特別英語ができたわけでもありません。しかし、一歩踏み出してチャレンジしたからこそわかる、自分だけが知っている世界があります。5か月間の途上国での生活はハードルが高いかもしれませんが、意外に何とかなるものです。日々の大学の学びでは得られない知識や経験が国際ボランティアプログラムにはたくさんあるはずです。一度きりの大学生活、自分が見ている世界を変えてみませんか。
“Mimpi adalah kunci untuk kita menaklukkan dunia” 「夢は世界を変えるための鍵」
インドネシアでは誰もが知っている有名な歌「虹の少年たち」の始まりの一節です。

石川 沙瑛子

派遣プログラム
国際社会貢献活動
派遣国
ネパール
派遣時期
2023年度秋学期

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参加しようと思ったきっかけ

世界のリアルな現状を知りたいと思ったことが大きな理由です。
大学に入るまで一度も海外に行ったことがなく、ただ漠然と留学にあこがれていました。はじめは、特に国際ボランティアプログラムへのこだわりはなく、むしろ、交換留学を真剣に考えていました。しかし、国際ボランティア担当の先生とたまたま出会い、徐々に国際ボランティアにひかれていくようになりました。先生の部屋を定期的に訪れていく中で、国際協力について、強く興味を持ち始め、今の世界で起こっていることを自分の目で見て感じたいと思うようになりました。現地の人々とともに汗水たらして働き、長い時間を一緒に過ごすことで、教科書やインターネットの情報だけでは得られない世界の本当の様子を知ることができるのではと考え、参加を決めました。
また、将来、高校の教師を目指しており、現地での経験が、教師になった後にも役に立つと考えました。教科書に書かれていることばかりを教える教師ではなく、実際に経験してきた、リアルな世界の状況を伝えられるような教師になりたいと思っていたことも、国際ボランティアプログラムに参加した理由です。
これら以外にも、ただ毎日学校に行くだけの学生生活ではなく、多くの人がやらなさそうなことをやってみたかったことも理由の一つです。中長期で途上国に派遣される他にはない貴重なプログラムで、一生の経験になることは間違いないと直感的に感じました。

入学後、現地派遣に至るまで頑張ったこと・準備したこと

世界のリアルな現状を知りたいと思ったことが大きな理由です。
大学に入るまで一度も海外に行ったことがなく、ただ漠然と留学にあこがれていました。はじめは、特に国際ボランティアプログラムへのこだわりはなく、むしろ、交換留学を真剣に考えていました。しかし、国際ボランティア担当の先生とたまたま出会い、徐々に国際ボランティアにひかれていくようになりました。先生の部屋を定期的に訪れていく中で、国際協力について、強く興味を持ち始め、今の世界で起こっていることを自分の目で見て感じたいと思うようになりました。現地の人々とともに汗水たらして働き、長い時間を一緒に過ごすことで、教科書やインターネットの情報だけでは得られない世界の本当の様子を知ることができるのではと考え、参加を決めました。
また、将来、高校の教師を目指しており、現地での経験が、教師になった後にも役に立つと考えました。教科書に書かれていることばかりを教える教師ではなく、実際に経験してきた、リアルな世界の状況を伝えられるような教師になりたいと思っていたことも、国際ボランティアプログラムに参加した理由です。
これら以外にも、ただ毎日学校に行くだけの学生生活ではなく、多くの人がやらなさそうなことをやってみたかったことも理由の一つです。中長期で途上国に派遣される他にはない貴重なプログラムで、一生の経験になることは間違いないと直感的に感じました。

現地滞在中の印象的な出来事

世界のリアルな現状を知りたいと思ったことが大きな理由です。
大学に入るまで一度も海外に行ったことがなく、ただ漠然と留学にあこがれていました。はじめは、特に国際ボランティアプログラムへのこだわりはなく、むしろ、交換留学を真剣に考えていました。しかし、国際ボランティア担当の先生とたまたま出会い、徐々に国際ボランティアにひかれていくようになりました。先生の部屋を定期的に訪れていく中で、国際協力について、強く興味を持ち始め、今の世界で起こっていることを自分の目で見て感じたいと思うようになりました。現地の人々とともに汗水たらして働き、長い時間を一緒に過ごすことで、教科書やインターネットの情報だけでは得られない世界の本当の様子を知ることができるのではと考え、参加を決めました。
また、将来、高校の教師を目指しており、現地での経験が、教師になった後にも役に立つと考えました。教科書に書かれていることばかりを教える教師ではなく、実際に経験してきた、リアルな世界の状況を伝えられるような教師になりたいと思っていたことも、国際ボランティアプログラムに参加した理由です。
これら以外にも、ただ毎日学校に行くだけの学生生活ではなく、多くの人がやらなさそうなことをやってみたかったことも理由の一つです。中長期で途上国に派遣される他にはない貴重なプログラムで、一生の経験になることは間違いないと直感的に感じました。

プログラムを通じて得た経験・スキル

私がプログラムを通じて得たのは、ゼロから新しいものを創り出す発想力と行動力です。日々の授業内容やカリキュラムは自身で決めることができたため、教材作りを含め、日々ゼロから授業を生み出す日々でした。その経験が、0から1をつくる発想力の豊かさや、1から10をつくりあげる行動力につながったと実感しています。 また、異文化の中であっても人々を巻き込みながらイベント企画を進めていく異文化コミュニケーション力もつきました。周りに全く日本人がいない環境で、言語も文化も価値観も違う人々と信頼関係を築きながら「けん玉大会」という一大イベントを成功させられたことは大きな自信になりました。 最後に、なんといっても「どこでもやっていける精神」がついた点が大きな収穫です。ネパールでは、冬場の風に当たりながら水シャワーを浴びたり毎日お風呂に入れなかったりトイレ事情に困惑したりなど、生活面でもチャレンジングなことが多かったですが、それを乗り越えて一段とたくましくなりました!生きる力がついたように感じます。

今後このプログラムを目指す後輩へのアドバイス・メッセージ

このプログラムでは、間違いなく人生を変える経験が待っています。 帰国後、私の見える世界は一変しました。日本を離れて途上国で長期間暮らしたからこそ分かる日本の素晴らしさと課題。日本をより一層誇りに思う一方で、日本に足りないものにも気付かされる。帰国後の大学での学びも立体的になり、社会課題などに対して派遣前とは全く違う視点から切り込んで考える自分がいました。それは、日本と異なる途上国の厳しい環境の中で、ときにその違いにショックを受け、その違いから学び考え続けたことで、世界の課題が机上の空論ではなく目の前の問題、自分ごととして落とし込まれていったからだと思います。 そして何よりも、途上国で経験を積んだ人は強い。過酷な環境で一人歯を食いしばって壁を乗り越えた経験は、人生の財産であり、改めて自分を知る最高の機会でした。 国際ボランティアプログラムは、生きた学びの宝庫です! 覚悟を決めてその一歩を踏み出せば、他では得られない、かけがえのない出会いと経験が待っています。 世界を知り、日本を知り、自分を知る冒険を、ぜひ。

国連ユースボランティア特設サイト

国連ユースボランティア

「国連ユースボランティア」は、アジアの大学として初めて関西学院大学が国連ボランティア計画(UNV)との協定に基づき、学生を開発途上国の国連諸機関にボランティア派遣しているプログラムです。関西学院大学を基幹校とし、2024年3月現在国内3大学(明治大学、明治学院大学、立教大学)と連携して実施しています。