国際ボランティア

濵田 和佳

総合政策学部 3年生(参加時)

派遣プログラム
国際ボランティア
派遣先機関
インドネシア サティヤ・ワチャナ・キリスト教大学付属高校
派遣時期
2026年度 春学期

なぜ留学しようと思ったのか?

高校時代に行った探究活動がきっかけで国際問題に関して興味を持ち、大学では実際に行って自分の目で見てみたいと考えていました。様々な大学の留学内容を見ている中で、学生のうちに開発途上国に行き、5か月間活動できる国際社会貢献活動はとても魅力的で、このプログラムにぜひ参加してみたい!と思い関学の受験を決めました。現地での活動や生活を通して、解決するべき問題は何か、どのようにアプローチができるのか、日本が学べることは何かを机上ではなく体験として考察できるようにプログラムへの参加を決意しました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

関連科目の履修を中心的に行いました。春季海外フィールドワーク(マレーシア)では、あふれる情報にアンテナを立て、自分で問いを立て考察するとはどういうことかを学びました。また、事前研修の国際ボランティアゼミでは、派遣国の特徴、課題、自身の活動予定内容の他、正解のない状況に対してどのように行動するのが良いかについて議論し、多角的かつ批判的な視点で課題を理解することを学びました。5か月間という限られた時間で、どのように貢献できるのか、どんな活動をしたいのかを明確にして出国日を迎えるよう準備しました。

留学中で、印象的な出来事

多くの場面で日本文化への関心の高さを実感しました。高校や大学だけでなく、タクシーの運転手など、さまざまな人が日本語や日本文化について積極的に話しかけてくれました。どこへ行っても日本のアニメが好きな人や日本語を知っている人がおり、日本文化のソフトパワーの大きさを改めて感じました。また、高校生から「一番好きな科目は日本語」と言ってもらえたことや、日本文化の授業はいつも楽しいと言ってもらえたことは、大きな励みとなりました。海外に出たことで日本について話す機会が増え、日本の文化や社会について以前より深く知ろうとするようになりました。海外の良さを知るとともに日本の良さも再認識し、日本人であることに誇りを持てるようになったことは、留学生活で得た大きな学びの一つです。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

月曜から金曜までは7:00~15:00まで高校で勤務し、火曜と木曜は、高校勤務後の16:00~18:00に大学生への日本語授業を担当していました。既存の教材がないため、生徒のニーズに合わせて授業内容を考え、教材作成も行っていました。高校では急な時間割変更が多く、当初はその不確定さに戸惑いましたが、「変更は当たり前」という意識で常にさまざまな状況を想定して準備することで、臨機応変に対応できるようになりました。退勤後は友人とカフェで一緒に作業をしたり、たわいもない話をしたり、ホストファミリーと過ごしたりしていました。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

今回の留学を通して、異なる文化や価値観を持つ人々と協働することの難しさと楽しさを実感しました。現地では、生徒一人ひとりに合わせて授業内容を考え、教材を作成する中で、相手が必要としていることは何か、どのように伝えれば理解してもらえるのかを常に考えながら取り組みました。また、急な予定変更や予期せぬ状況も多く、その場に応じて柔軟に対応する力も身につきました。まだ将来の進路は明確ではありませんが、海外で働き、異なる価値観や文化を持つ人々と関わる経験ができたことで、進路を考える際の視野が広がり、自分に合った働き方を考えるきっかけになったと感じています。

特に成長したと感じられる点

多様性への理解

その理由

多民族・多宗教・多文化があふれるインドネシアでは、一人ひとりが異なることが当たり前であり、「私は私、あなたはあなた」という考え方が自然に根付いていました。初対面で宗教について尋ねられた経験からも、宗教が生活の一部であり、相手を理解するための自然な話題であることを実感しました。また、「その人のことは本人に聞かなければ分からない」という姿勢が、偏見や憶測による誤解を防ぎ、多様性と共存するために重要であると学びました。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

絶対に参加する!という気持ちで入学したものの、学部で国際問題の複雑さを学んだことや、“貢献”というプログラム名に対して自分にできることはあるのか、と応募自体を諦めようとしていました。しかし今ここで挑戦しなかったら絶対に後悔する、失敗の先にしか成長は待っていないと考え、応募する決断をしました。怖いのは踏み出すその瞬間だけ!勇気をもって、自分を信じて、ぜひ挑戦してほしいです!

貫 愛依

人間福祉学部 3年生(参加時)

派遣プログラム
国際ボランティア
派遣先機関
タイ 泰日経済技術振興協会(TPA)
派遣時期
2026年度 春学期

なぜ留学しようと思ったのか?

高校時代、生まれた国によって人生の選択肢や機会が大きく左右される世界の不条理に違和感を覚え、将来はその改善に貢献したいと考えるようになりました。1年生の春休みに参加したマレーシアでの海外フィールドワークでは、自分の五感を使って現場を知り、考え続けることの大切さを実感しました。その経験から、今度は5カ月間という長期間、日本とは異なる社会環境の中で生活しながら、現地では何が求められ、どのような課題があるのかを自分自身で確かめたいと考えました。また、国際社会貢献活動として実務経験を積むことで、現場で必要とされることや自分にできることを主体的に考え、理解したいと思い留学を決意しました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

留学を実現するまでに、まず途上国での経験を積み、現場への理解を深めるために10日間の海外フィールドワークに参加しました。また、教職課程も履修していたため、留学との両立ができるよう履修計画を立てました。書類選考では、フィールドワークでお世話になった先生や派遣経験のある先輩方に相談し、自分の関心や目標に合った派遣先を選択しました。面接選考では、3分間の英語プレゼンテーションに向けて、自分が現地で実現したいことを整理し、想いを伝えられるよう準備を重ねました。さらに、選考後も派遣候補生として派遣国や派遣先機関について調査し、他の派遣候補生の仲間と共に留学に向けた準備を続けました。

留学中で、印象的な出来事

留学生活で最も印象的だった経験は、自主企画として実施した茶道イベントです。派遣前から構想していた企画でしたが、実際には想定とは異なる部署との連携や運営方法となり、多くの試行錯誤を重ねました。日本文化を紹介するだけでなく、「タイと日本のクロスカルチャー」を軸に据えることで、この企画ならではの価値を生み出しました。また、必要な道具や材料が現地で手に入らない場面もありましたが、代替案を考えながら準備を進めました。多様な意見を取り入れつつ企画の目的を共有し続けた結果、参加者から高い評価を得ることができました。この経験を通じて、対話と協働の大切さ、そして限られた環境の中でも工夫して課題を乗り越える力を学びました。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

1日のスケジュールとしては、朝8時にオフィスへ到着し、8時半からその日のTo Do Listを整理した後、優先順位に沿って業務を進めていました。12時から13時まではオフィスの皆さんと会話を楽しみながら昼食をとり、13時から17時までは担当業務に加え、上司の業務補助として会議への参加や資料作成を行いました。終業後は、特にお世話になったタイ人職員の方と一緒に帰宅し、市場で夕食を購入することもありました。職場は温かい雰囲気で、お菓子をいただいたり、皆で甘いドリンクを飲んでリフレッシュしたりすることもあり、充実した毎日を過ごしました。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

国際社会貢献活動では、普段の大学生活では出会えないような、多様な経験や価値観を持つ方々と関わる機会が数多くありました。異なるライフステージにいる方々との対話や派遣期間中の業務を通じて、「自分はどうありたいのか」「何を大切にして生きていきたいのか」を考える機会が増え、自己理解が深まったと感じています。また、慣れない環境での生活や業務の中で、思うようにいかないことや困難を乗り越えた経験は、自分への自信にもつながりました。これらの経験を通じて、自分がどのような形で社会に貢献したいのかをより具体的に考えられるようになり、今後の就職や進路選択における大きな指針になると思います。

特に成長したと感じられる点

タフネス

その理由

派遣期間中は、想定外の出来事や環境の違いに何度も直面し、挑戦しても上手くいかず悔しい思いをしたり、生活面で落ち込んだりすることもありました。しかし、そのたびに周囲の支えを受けながら視点を変え、前向きな気持ちを取り戻して挑戦を続けてきました。この経験を通じて、困難な状況でも諦めず、周囲への感謝を力に変えて前へ進むタフネスが身についたと感じています。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

国際社会貢献活動は、常に「相手のためになることは何か」「自分にできることは何か」を考えながら挑戦するプログラムです。壁にぶつかることもありますが、その分学びも大きく、新しい自分や知らなかった自分に出会うことができます。迷っている方は、まずは話を聞いてみるなど一歩踏み出してみてください!

中原 エルザ

総合政策学部 3年生(参加時)

派遣プログラム
国際ボランティア
派遣先機関
マレーシア マレーシア自然協会
派遣時期
2026年度 春学期

なぜ留学しようと思ったのか?

もともと大好きな動物たちが暮らす自然環境が壊れつつある現代社会において、ただ動物が好きと言うだけでなく、自分に何ができるか行動を起こしたいと思ったことがきっかけです。最初は難易度の高い国際ボランティアプログラムに躊躇していましたが、単なる語学留学を超えて、日本では学べない自然保全の草の根活動を学び、自分を成長させたいと強く思うようになりました。国連・外交プログラムの先輩や友人が高い熱量で挑戦する姿にも憧れ、英語+αの学びを通じて、動物と人間が共存できる社会の実現に貢献したいと考え、この派遣先を選びました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

幅広い視点から物事を見つめたくて総合政策学部に入学しましたが、今回の派遣先は環境分野という現場に深く飛び込む場所だからこそ、やりたいことを曖昧なままにせず「言語化」する必要があると考えました。そこで、頭の中を整理するために「自分がやりたいこと(Will)」「自分だからこそできること(Can)」「そのためにやるべきこと(Must)」の3つの視点で自己分析をしました。一人では難しい言語化の作業は、様々な友人に壁打ちを手伝ってもらうことで、目的意識を少しずつ形にしていく準備を重ねました。

留学中で、印象的な出来事

現地での活動がうまくいかなくて落ち込んだり、ストレスが溜まったりした時は、身近な生き物たちからいつも元気をもらっています。職員の飼い猫や森にいるカニ、ハゼなどの生き物に癒やされるだけでなく、最近は休日も平日もカメラで野生の鳥を撮影することが良い気分転換になっています。また、マングローブ林で獲る貝やエビ、魚を食べることも日々のエネルギー源です。さらに、派遣先のイベントに来る参加者の方々とお話しすることも大きな活力になっています。もっと頑張ろう!と前向きな気持ちにさせてもらえる瞬間が多く、自然や人との温かい繋がりに囲まれた暮らしを日々楽しんでいます。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

普段は9時に出勤し、一日の大半は屋外でマングローブの苗の採集や選別、苗床の整理、宿泊施設としての団体客の受け入れ準備といった作業に充てています。空いた時間には、イベントをより良くするための企画考案やSNSの投稿、日本人にもっとこの場所や環境保全のことを知ってもらうための提案作成などを行っています。 業務の前や17:30の業務終了後は、大学のサークルやゼミの活動を進めたり、毎日日記を書いたりして過ごしています。プログラム後半の現在は、通常業務に加えて最終月に行うイベントの準備も並行して進めています。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

留学前は自分に向いている仕事が分からず、今も進路については模索している最中です。しかし、今回の経験を通じて、専門知識の有無だけでなく「自分ならではの視点や考え方」を活かして貢献できることがあると実感しました。現地で課題を見つけて改善策を考えたり、多様な人々と協力して活動したりすることにやりがいを感じたため、今後はそうした環境で働ける選択肢も視野に入れたいと考えています。この留学は、進路の決定そのものではなく、自分が大切にしたい働き方の「軸」を見つける大きなきっかけになりました。

特に成長したと感じられる点

主体性

その理由

業務をこなすだけでなく「自分に何ができるか」を常に考えるようになりました。マングローブや生物に関する理系の専門知識がなく悩むこともありましたが、日本人としての視点や利用者目線を生かして貢献する方法を模索し続けました。自分の視点を生かして課題解決に主体的に取り組む姿勢が身についたと感じています。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

「おかれた場所で咲きなさい」これは私のお気に入りの言葉です。関学にしかないもの、ちょっとハードルが高いと思って躊躇しているもの、すべて自分のものにしてやるという強い気持ちで臨んでみてください!優柔不断な私を強くしてくれた場所、あなたを強くしてくれる場所はこのプログラムかもしれません!

常本 晴大

総合政策学部国際政策学科 3年生(参加時)

派遣プログラム
国際社会貢献活動
派遣先機関
カンボジア日本人材開発センター
派遣時期
2025年度 春学期

なぜ留学しようと思ったのか?

私は、「貧困の本質を現場から学び、支援の在り方を自分の目で確かめたい」という思いから、カンボジアでのインターンに参加しました。
高校時にイギリス留学をした際、先進国にも関わらず多くのホームレスを目にし、貧困問題はどの国にも存在することを実感しました。
その後、調べを進める中で、より深刻なのは途上国における教育格差に起因する絶対的貧困であり、教育こそが根本的な解決につながると考えました。
そこで、フィリピンのストリートチルドレンを支援するボランティア団体で活動を続けましたが、物的支援だけでは人々の自立には結びつかないことに気づきました。
「持続的な成長につながる支援とは何か」を現地で体感的に学ぶため、途上国の中でも教育支援に力を入れているカンボジアを選びました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

このプログラムの選考フローは書類提出と英語での面接だったため、なぜ自分がこのプログラムに参加したいのか、自分には何ができるかなど論理的に説明できるようにしていました。面接のプレゼンでは面接官の方が「スッと」内容が頭に入るようにスライドを見やすく整え単語を並べ説明は口頭でするようにしていました。

留学中で、印象的な出来事

カンボジアでは、日本文化を紹介するイベントの企画・運営ディレクターのような役割を担当していました。
派遣期間が4月から9月だったため、こどもの日や母の日・父の日、七夕など、日本の季節文化をテーマに、現地の小学校や日本センターでイベントを開催しました。
企画ではまず、「カンボジアの方たちにどうすれば日本文化を“楽しく、印象的に”感じてもらえるか」というターゲット理解から始めました。
その上で、0からアクティビティ内容を考え、上司やチームに提案・改善を重ねながら、ニーズに合ったプログラム設計を行いました。
また、当日の運営に必要な人材を確保するため、自らボランティアを募集し、トレーニングマニュアルを作成して教育も行いました。
この経験を通じて、相手の立場に立って考え、“何を・どんな形で伝えれば心が動くか”を設計する力を身につけました。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

7時起床、8時出社後はメールを確認し、to doリストを作成する、9時翻訳やフォーム作成などの事務作業やイベントに向けた準備、11時半になったら昼食を食べ、13時半から午後の業務が開始、午前の残ったタスクを完了させる。16時からはイベントに向けた会議をし17時ごろto doリストが完了したら帰宅する。そんな1日を過ごしていました。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

この留学の経験は自分が将来したいことを明確にしてくれました。派遣前は全く将来したいことが見えていませんでしたが、このプログラム内で行ったことの面白み、やりがいが強く今では同じようなことができる業界に挑戦しています。

特に成長したと感じられる点

主体性

その理由

日本ではボランティア活動において補助的な立場でサポートに回ることが多かったのですが、カンボジアでのインターンでは自ら手を挙げてイベント責任者に挑戦しました。現地小学校での子どもの日イベントを任され、タスク管理、資材準備、タイムスケジュール作成、会場レイアウト設計、当日の進行管理までをすべて主導しました。言語や文化の違いから想定外のトラブルも多く発生しましたが、「誰かがやる」のを待つのではなく「自分がやる」という姿勢で判断と行動を重ね、チームを率いました。
その結果、イベントは成功し、多くの方の笑顔につながりました。この経験を通して、周囲を巻き込みながら物事を前に進める主体性とリーダーシップを身につけることができたと実感しています。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

正直めちゃくちゃ大変だししんどいプログラムです。本当に折れそうになったことは何回もあるし、現地の職員とうまくいかないことだってあります。ご飯も正直あまり美味しくないし環境も日本の方が100倍いいです。でも派遣前、派遣後だと全く見える視野が違います。自分は元々ちゃらんぽらんな性格ですが、今では自分のしたいことも見つかってそれに向かって頑張っている最中です。しんどいこともたくさんありますが、現地で楽しいこと、やりがいはそれ以上にあります。本当に参加してよかったし人生で誇りを持って話せる5ヶ月間です!

清板 柚有

商学部 3年生(参加時)

派遣プログラム
国際社会貢献活動
派遣先機関
サティヤ・ワチャナ・キリスト教大学附属高校
派遣時期
2025年度 春学期

なぜ留学しようと思ったのか?

最初に参加しようと思ったきっかけは、大学1年生の時に参加した留学フェアで本プログラムの先輩派遣生の話を聞いたことでした。目を輝かせながら話す先輩の姿に憧れたことが途上国に目を向けるきっかけとなった。そこから途上国のことを調べるうちに自分の力を誰かの役に立てたい、学生のうちに社会に何か貢献したと胸を張って言いたい、大きな挑戦がしたいと思い、参加する決断をした。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

留学実現に向け、学業面と実践面の両方から準備を行った。関連科目を履修するとともに、英語力向上を目的に留学生との交流活動(OST、日本語LA)に参加し、異文化コミュニケーション力を磨いた。また、インドネシア語の授業を履修し、自主学習も継続することで、現地で円滑に意思疎通が図れるよう努めた。さらに、先輩派遣生から現地での生活や業務内容について体験談を聞き、実施したい授業やイベントのアイデアをノートにまとめ、実現に必要な準備や工夫を具体化することで、現地ですぐに行動に移せる状態を整えていた。

留学中で、印象的な出来事

多文化・多民族・多宗教が共存するインドネシアでの留学生活では、日常業務だけでなく、生活そのものから多くの学びを得た。価値観や考え方の異なる人々と関わる中で、相手を理解し尊重する姿勢の大切さを実感した。特に印象的だったのは、授業に消極的だった生徒が、自分の名前を何も見ずにひらがなで書けるようになったことである。私は常に明るく、楽しさを重視した授業を心がけてきたが、「先生の授業が楽しいから頑張れる」と生徒が前向きに学ぶ姿勢を見せてくれた瞬間は、大きなやりがいを感じた忘れられない経験である。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

7:15〜朝礼、8:00〜15:00 授業、15:00 退勤 授業がある期間は多少時間が変更になったりすることはあったが、基本的にこの時間帯で勤務をしていた。朝は早いが退勤が早く時間が多くあったため、カフェに行ったり、友達とご飯を食べたりしてすごした。派遣期間中に3週間ほど学期休みがあった。その期間は大学で開催されたイベントに日本ブースを出展したり、友達と遊んだり、次の学期でしたいことや授業を考えるなどして過ごした。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

留学での経験は、今後の就職・進路選択において、挑戦を恐れず行動する姿勢を後押しするものになると考えている。途上国での生活では、限られた環境の中で多くの選択を自分自身で行い、困難な道をあえて選ぶ場面も多かった。挑戦した結果、失敗に終わることもあったが、その過程で挑戦し続けること自体に大きな価値があると学んだ。この経験を通して、未知の環境でも前向きに行動できる自信を得た。今後はこの姿勢を生かし、海外と関わりながら価値を生み出す仕事に挑戦していきたいと考えている。

特に成長したと感じられる点

タフネス

その理由

日本で働いた経験がない中、単身で海外に長期滞在し、現地の高校で勤務すること、さらに初めての途上国で日本とは大きく異なる文化や価値観の中で生活することは、想像以上に困難であった。学校業務では、生徒が楽しいと感じる授業を実現するため、毎授業ごとに課題と向き合い、試行錯誤と失敗を繰り返した。その過程で、困難な状況でも粘り強く行動し続ける力が培われた。また、日常生活においても違いを受け入れつつ自分の軸を保ち、環境に適応していった経験が、精神的な強さにつながったと感じている。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

「やってみなければわからないことがある」「失敗からしか学べないことがある」という言葉を胸に、私は挑戦してきた。実際に一歩踏み出してみると、自分には困難を乗り越える力が備わっていることに気づくことができる。国際社会貢献活動でしか得られない学びが必ずある。迷っているなら、ぜひ勇気を出して飛び込んでほしい。

藤本 舞優

法学部 4年生(参加時)

派遣プログラム
国連ユースボランティア(UNYV)
派遣先機関
ナミビア共和国
派遣時期
2025年度 秋学期

なぜ留学しようと思ったのか?

以前から、このプログラムに興味があり、途上国でどのように国連が活動しているのか自分の目で見て学んでみたかったからです。私は所属する学部の学び以外にも、国際社会の諸問題に興味があったため、副専攻として国連・外交プログラムを履修していました。その中で、開発援助や平和構築・SDGsなどについて学ぶうちに、国連が開発援助や教育支援の部分でどのように活動を実際に展開しているのか、国連で実際にボランティアとして活動することで、学び、理解したいと思うようになりました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

国際ボランティアであるこのプログラムは私にとって選考が厳しく非常に挑戦的なことだったので、まずは英語力の向上を目指しました。もちろん、国連で活動するので、国連や外交、派遣先の情報や歴史を学ぶ必要はありますが、とにかく英語でコミュニケーションをとり、仕事ができなければ始まりません。自分の意見をはっきり英語にできるように、かつ派遣先の国連機関で会議などの内容が理解できるように、日常会話からアカデミックの英語まで幅広く対応できなくてはならなるのが大変でした。英語に自信があると選考も活動もとてもスムーズにいくと思います。

留学中で、印象的な出来事

実際の業務は失敗の連続で、毎日分からないことが増えていき、勉強し続ける必要があって正直気持ちが沈んでいたときもありました。その時にResident Coordinator(RC)に呼ばれて、「何事!?怒られる?いや、悪いことはしてないはず…」と思い入室すると、自分と個人的にコミュニケーションを取るために、時間を割いてくださったようでした。家族や故郷の話をしたり、RCのキャリアを聞いたり、仕事について話したりする中で自然と励ましてくださって、とても楽しい、学びのある時間になったことを覚えています。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

派遣先にもよりますが、ナミビアのUNは私が活動したRCO(Resident Coordinator’s Office)含めは月曜日~金曜日、8時半~17時が定時で、13時~14時がお昼休憩です。私が派遣されたRCOという機関は、簡単に言うとその国の国連機関のまとめ役といった感じで、自分のポジション的に、国連のこれまで行ってきた活動や成果を整理するデータ関係の仕事ができたため、ナミビアの国連がどのようなプランをもって活動を展開しているのか、各国連機関がどのような活動に注力しているのかなど幅広く学ぶことができました。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

確実に良い影響がありました。渡航前から大学院に進学するということは決めていましたが、それまでの自分はもっと学びたいことや分野・興味関心をうまく言語化できない日々が続いていました。しかし、こちらで尊敬できる同僚や上司・友人との出会いを通じて、とても良い刺激をもらい、自分が大学院で特に勉強したいことをはっきりさせることができました。また、「国連で実際に活動する」という経験が大学生のうちにできるのは、自分の内面的にもキャリア的にも大変貴重でした。

特に成長したと感じられる点

主体性

その理由

国連の業務は予想以上に複雑で、指示を待つだけでは仕事が進みませんでした。分からないことがあれば自ら調べ、同僚に積極的に質問し、必要な知識を吸収していく姿勢が求められました。失敗を繰り返しながらも、自分で課題を見つけて改善策を考え、行動に移す経験を重ねることで、責任感と自律的な働き方を身につけることができました。この主体性は今後の学びやキャリアにおいても大きな力になると確信しています。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

留学は挑戦の連続ですが、自分から動くことで必ず成長につながります。チャレンジしているだけでも、皆さんは既にすごいです!失敗を恐れず、積極的に学び、周囲と交流してください。準備した努力は必ず自信となり、現地での経験をより豊かにしてくれます。

国連ユースボランティア特設サイト

国連ユースボランティア

「国連ユースボランティア」は、アジアの大学として初めて関西学院大学が国連ボランティア計画(UNV)との協定に基づき、学生を開発途上国の国連諸機関にボランティア派遣しているプログラムです。関西学院大学を基幹校とし、2026年9月現在国内3大学(明治大学、明治学院大学、立教大学)と連携して実施しています。