国際ボランティア

常本 晴大

総合政策学部国際政策学科 3年生(参加時)

派遣プログラム
国際社会貢献活動
派遣先機関
カンボジア日本人材開発センター

なぜ留学しようと思ったのか?

私は、「貧困の本質を現場から学び、支援の在り方を自分の目で確かめたい」という思いから、カンボジアでのインターンに参加しました。
高校時にイギリス留学をした際、先進国にも関わらず多くのホームレスを目にし、貧困問題はどの国にも存在することを実感しました。
その後、調べを進める中で、より深刻なのは途上国における教育格差に起因する絶対的貧困であり、教育こそが根本的な解決につながると考えました。
そこで、フィリピンのストリートチルドレンを支援するボランティア団体で活動を続けましたが、物的支援だけでは人々の自立には結びつかないことに気づきました。
「持続的な成長につながる支援とは何か」を現地で体感的に学ぶため、途上国の中でも教育支援に力を入れているカンボジアを選びました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

このプログラムの選考フローは書類提出と英語での面接だったため、なぜ自分がこのプログラムに参加したいのか、自分には何ができるかなど論理的に説明できるようにしていました。面接のプレゼンでは面接官の方が「スッと」内容が頭に入るようにスライドを見やすく整え単語を並べ説明は口頭でするようにしていました。

留学中で、印象的な出来事

カンボジアでは、日本文化を紹介するイベントの企画・運営ディレクターのような役割を担当していました。
派遣期間が4月から9月だったため、こどもの日や母の日・父の日、七夕など、日本の季節文化をテーマに、現地の小学校や日本センターでイベントを開催しました。
企画ではまず、「カンボジアの方たちにどうすれば日本文化を“楽しく、印象的に”感じてもらえるか」というターゲット理解から始めました。
その上で、0からアクティビティ内容を考え、上司やチームに提案・改善を重ねながら、ニーズに合ったプログラム設計を行いました。
また、当日の運営に必要な人材を確保するため、自らボランティアを募集し、トレーニングマニュアルを作成して教育も行いました。
この経験を通じて、相手の立場に立って考え、“何を・どんな形で伝えれば心が動くか”を設計する力を身につけました。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

7時起床、8時出社後はメールを確認し、to doリストを作成する、9時翻訳やフォーム作成などの事務作業やイベントに向けた準備、11時半になったら昼食を食べ、13時半から午後の業務が開始、午前の残ったタスクを完了させる。16時からはイベントに向けた会議をし17時ごろto doリストが完了したら帰宅する。そんな1日を過ごしていました。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

この留学の経験は自分が将来したいことを明確にしてくれました。派遣前は全く将来したいことが見えていませんでしたが、このプログラム内で行ったことの面白み、やりがいが強く今では同じようなことができる業界に挑戦しています。

特に成長したと感じられる点

主体性

その理由

日本ではボランティア活動において補助的な立場でサポートに回ることが多かったのですが、カンボジアでのインターンでは自ら手を挙げてイベント責任者に挑戦しました。現地小学校での子どもの日イベントを任され、タスク管理、資材準備、タイムスケジュール作成、会場レイアウト設計、当日の進行管理までをすべて主導しました。言語や文化の違いから想定外のトラブルも多く発生しましたが、「誰かがやる」のを待つのではなく「自分がやる」という姿勢で判断と行動を重ね、チームを率いました。
その結果、イベントは成功し、多くの方の笑顔につながりました。この経験を通して、周囲を巻き込みながら物事を前に進める主体性とリーダーシップを身につけることができたと実感しています。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

正直めちゃくちゃ大変だししんどいプログラムです。本当に折れそうになったことは何回もあるし、現地の職員とうまくいかないことだってあります。ご飯も正直あまり美味しくないし環境も日本の方が100倍いいです。でも派遣前、派遣後だと全く見える視野が違います。自分は元々ちゃらんぽらんな性格ですが、今では自分のしたいことも見つかってそれに向かって頑張っている最中です。しんどいこともたくさんありますが、現地で楽しいこと、やりがいはそれ以上にあります。本当に参加してよかったし人生で誇りを持って話せる5ヶ月間です!

清板 柚有

商学部 3年生(参加時)

派遣プログラム
国際社会貢献活動
派遣先機関
サティヤ・ワチャナ・キリスト教大学附属高校

なぜ留学しようと思ったのか?

最初に参加しようと思ったきっかけは、大学1年生の時に参加した留学フェアで本プログラムの先輩派遣生の話を聞いたことでした。目を輝かせながら話す先輩の姿に憧れたことが途上国に目を向けるきっかけとなった。そこから途上国のことを調べるうちに自分の力を誰かの役に立てたい、学生のうちに社会に何か貢献したと胸を張って言いたい、大きな挑戦がしたいと思い、参加する決断をした。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

留学実現に向け、学業面と実践面の両方から準備を行った。関連科目を履修するとともに、英語力向上を目的に留学生との交流活動(OST、日本語LA)に参加し、異文化コミュニケーション力を磨いた。また、インドネシア語の授業を履修し、自主学習も継続することで、現地で円滑に意思疎通が図れるよう努めた。さらに、先輩派遣生から現地での生活や業務内容について体験談を聞き、実施したい授業やイベントのアイデアをノートにまとめ、実現に必要な準備や工夫を具体化することで、現地ですぐに行動に移せる状態を整えていた。

留学中で、印象的な出来事

多文化・多民族・多宗教が共存するインドネシアでの留学生活では、日常業務だけでなく、生活そのものから多くの学びを得た。価値観や考え方の異なる人々と関わる中で、相手を理解し尊重する姿勢の大切さを実感した。特に印象的だったのは、授業に消極的だった生徒が、自分の名前を何も見ずにひらがなで書けるようになったことである。私は常に明るく、楽しさを重視した授業を心がけてきたが、「先生の授業が楽しいから頑張れる」と生徒が前向きに学ぶ姿勢を見せてくれた瞬間は、大きなやりがいを感じた忘れられない経験である。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

7:15〜朝礼、8:00〜15:00 授業、15:00 退勤 授業がある期間は多少時間が変更になったりすることはあったが、基本的にこの時間帯で勤務をしていた。朝は早いが退勤が早く時間が多くあったため、カフェに行ったり、友達とご飯を食べたりしてすごした。派遣期間中に3週間ほど学期休みがあった。その期間は大学で開催されたイベントに日本ブースを出展したり、友達と遊んだり、次の学期でしたいことや授業を考えるなどして過ごした。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

留学での経験は、今後の就職・進路選択において、挑戦を恐れず行動する姿勢を後押しするものになると考えている。途上国での生活では、限られた環境の中で多くの選択を自分自身で行い、困難な道をあえて選ぶ場面も多かった。挑戦した結果、失敗に終わることもあったが、その過程で挑戦し続けること自体に大きな価値があると学んだ。この経験を通して、未知の環境でも前向きに行動できる自信を得た。今後はこの姿勢を生かし、海外と関わりながら価値を生み出す仕事に挑戦していきたいと考えている。

特に成長したと感じられる点

タフネス

その理由

日本で働いた経験がない中、単身で海外に長期滞在し、現地の高校で勤務すること、さらに初めての途上国で日本とは大きく異なる文化や価値観の中で生活することは、想像以上に困難であった。学校業務では、生徒が楽しいと感じる授業を実現するため、毎授業ごとに課題と向き合い、試行錯誤と失敗を繰り返した。その過程で、困難な状況でも粘り強く行動し続ける力が培われた。また、日常生活においても違いを受け入れつつ自分の軸を保ち、環境に適応していった経験が、精神的な強さにつながったと感じている。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

「やってみなければわからないことがある」「失敗からしか学べないことがある」という言葉を胸に、私は挑戦してきた。実際に一歩踏み出してみると、自分には困難を乗り越える力が備わっていることに気づくことができる。国際社会貢献活動でしか得られない学びが必ずある。迷っているなら、ぜひ勇気を出して飛び込んでほしい。

藤本 舞優

法学部 4年生(参加時)

派遣プログラム
国連ユースボランティア(UNYV)
派遣先機関
ナミビア共和国

なぜ留学しようと思ったのか?

以前から、このプログラムに興味があり、途上国でどのように国連が活動しているのか自分の目で見て学んでみたかったからです。私は所属する学部の学び以外にも、国際社会の諸問題に興味があったため、副専攻として国連・外交プログラムを履修していました。その中で、開発援助や平和構築・SDGsなどについて学ぶうちに、国連が開発援助や教育支援の部分でどのように活動を実際に展開しているのか、国連で実際にボランティアとして活動することで、学び、理解したいと思うようになりました。

留学を実現するまでに、どのような準備をしましたか?

国際ボランティアであるこのプログラムは私にとって選考が厳しく非常に挑戦的なことだったので、まずは英語力の向上を目指しました。もちろん、国連で活動するので、国連や外交、派遣先の情報や歴史を学ぶ必要はありますが、とにかく英語でコミュニケーションをとり、仕事ができなければ始まりません。自分の意見をはっきり英語にできるように、かつ派遣先の国連機関で会議などの内容が理解できるように、日常会話からアカデミックの英語まで幅広く対応できなくてはならなるのが大変でした。英語に自信があると選考も活動もとてもスムーズにいくと思います。

留学中で、印象的な出来事

実際の業務は失敗の連続で、毎日分からないことが増えていき、勉強し続ける必要があって正直気持ちが沈んでいたときもありました。その時にResident Coordinator(RC)に呼ばれて、「何事!?怒られる?いや、悪いことはしてないはず…」と思い入室すると、自分と個人的にコミュニケーションを取るために、時間を割いてくださったようでした。家族や故郷の話をしたり、RCのキャリアを聞いたり、仕事について話したりする中で自然と励ましてくださって、とても楽しい、学びのある時間になったことを覚えています。

1日もしくはプログラム全体ののスケジュールを教えてください。

派遣先にもよりますが、ナミビアのUNは私が活動したRCO(Resident Coordinator’s Office)含めは月曜日~金曜日、8時半~17時が定時で、13時~14時がお昼休憩です。私が派遣されたRCOという機関は、簡単に言うとその国の国連機関のまとめ役といった感じで、自分のポジション的に、国連のこれまで行ってきた活動や成果を整理するデータ関係の仕事ができたため、ナミビアの国連がどのようなプランをもって活動を展開しているのか、各国連機関がどのような活動に注力しているのかなど幅広く学ぶことができました。

留学での経験は、今後の就職・進路選択にどんな影響を与えると思いますか?

確実に良い影響がありました。渡航前から大学院に進学するということは決めていましたが、それまでの自分はもっと学びたいことや分野・興味関心をうまく言語化できない日々が続いていました。しかし、こちらで尊敬できる同僚や上司・友人との出会いを通じて、とても良い刺激をもらい、自分が大学院で特に勉強したいことをはっきりさせることができました。また、「国連で実際に活動する」という経験が大学生のうちにできるのは、自分の内面的にもキャリア的にも大変貴重でした。

特に成長したと感じられる点

主体性

その理由

国連の業務は予想以上に複雑で、指示を待つだけでは仕事が進みませんでした。分からないことがあれば自ら調べ、同僚に積極的に質問し、必要な知識を吸収していく姿勢が求められました。失敗を繰り返しながらも、自分で課題を見つけて改善策を考え、行動に移す経験を重ねることで、責任感と自律的な働き方を身につけることができました。この主体性は今後の学びやキャリアにおいても大きな力になると確信しています。

これから留学する人に向けたアドバイス・メッセージを!!

留学は挑戦の連続ですが、自分から動くことで必ず成長につながります。チャレンジしているだけでも、皆さんは既にすごいです!失敗を恐れず、積極的に学び、周囲と交流してください。準備した努力は必ず自信となり、現地での経験をより豊かにしてくれます。

国連ユースボランティア特設サイト

国連ユースボランティア

「国連ユースボランティア」は、アジアの大学として初めて関西学院大学が国連ボランティア計画(UNV)との協定に基づき、学生を開発途上国の国連諸機関にボランティア派遣しているプログラムです。関西学院大学を基幹校とし、2026年3月現在国内3大学(明治大学、明治学院大学、立教大学)と連携して実施しています。