ACUCA Student Camp 参加報告
投稿日: カテゴリ: 新着情報

ACUCA Student Camp 参加報告
投稿日:2025年9月 2日 カテゴリ: 新着情報
【国際交流】ACUCA Student Campに本学学生が参加 ー「キリスト教とAI」をテーマにアジアの学生と対話 2025年8月18日(月)から22日(金)までの5日間、京都・同志社大学を会場に開催された「ACUCA Student Camp」に、関西学院大学から4名の学生が参加しました。
このキャンプは、ACUCA(アジア・キリスト教大学協会)が主催する国際学生会議で、アジア各国のキリスト教主義大学に所属する学生たちが一堂に会し、文化や社会についての理解を深めることを目的としています。 ※ACUCA(アジア・キリスト教大学協会)は、アジアのキリスト教主義大学が、キリスト教主義教育の質の向上と相互理解を目的に1976年に結成した協会で、関西学院大学も加盟をしています。関西学院大学は1979年に加盟し、長年にわたり積極的に参画しており、2011年にはACUCAの会議が関学のキャンパスで開催されたこともあります。
今年度のテーマは「Christianity and AI: Faith, Environment and Human Well-Being(キリスト教とAI:信仰、環境、人間の幸福)」。約80名の学生が参加し、英語によるグループディスカッションやプレゼンテーションを通じて、AI技術の進展が信仰や社会、環境に与える影響について多角的に議論しました。
初日は京都タワーホテルにて開会式が行われ、参加者たちは緊張と期待の中で交流をスタート。5日間にわたるプログラムを通じて、学生たちは国境を越えた対話を重ね、異なる価値観や文化への理解を深める貴重な経験を得ました。
参加学生の一人は、「初日は緊張して受け身になってしまいましたが、次第に自分から積極的に話しかけられるようになり、自身の成長を感じました」と振り返ります。また、「キリスト教に関する知識不足から発言できない場面もありましたが、教授のアドバイスを受けてホワイトボードを活用することで、皆が発言しやすい環境を作ることができました」と語り、信仰を持つ学生との対話を通じて新たな視点を得たことを強調しました。
別の学生は、「AIをいかに用い、人に仕える技術とするかを多角的に考えることができました」と述べ、講義や討議を通じて得た学びの深さを実感。また、「人種や年齢、歩みの違いを越えて、私たちは愛という共通の土台で結ばれた」と語り、信仰を共有する国際的なコミュニティの中で、神の愛を実感する体験となったことを報告しています。
カルチャーナイトでは、各国の歌や衣装、踊りが披露され、学生たちは多様な文化に触れながら交流を楽しみました。休憩時間には日本文化を紹介したり、互いの言語を教え合ったりするなど、日常の中でも国際交流が自然に生まれていました。 関西学院大学では、今後もこのような国際的な学びの機会を積極的に提供し、グローバルな視野を持つ人材の育成に努めてまいります。
学生体験談
報告者:増田 采姫(国際学部2 年生)
プログラムに参加された感想:
2025 年8 月18 日から22 日の5日間、同志社大学で開催されたACUCA Student Camp に参加しました。
まず強く感じたのは、自分の英語力の課題です。ディスカッションや日常会話の中で表現が十分にできず悔しさを覚えた一方、積極的に挑戦することで相手と理解し合える瞬間もあり、学びの大きな糧となりました。
ルームメイトとの共同生活では文化や習慣の違いに触れることができ、異文化理解をより実感する貴重な機会となりました。また、夜にはそれぞれ母国語は違うものの英語という1つの言語で雑談をしたことも思い出です。
本プログラムのテーマは「Christianity and AI: Faith, Environment and Human Well-Being」でした。私のグループではインド、インドネシア、台湾の学生とともにAI が人間の健康に与える影響について議論しました。参加者の多くはクリスチャンであり、信仰を軸に物事を考える姿勢に触れ、日本ではあまり意識されにくい視点の存在を知りました。キリスト教主義の大学は日本国内にもありますが、信仰そのものが日常生活に深く根付いている海外の学生の考え方には新鮮な驚きがありました。
今回の経験は、英語力の向上や異文化理解の必要性を強く自覚させると同時に、自らの立場やアイデンティティを見つめ直す契機となりました今後はこの学びを学内外で共有し、国際的な視野をさらに広げていきたいです常に向上心を忘れずに、これからも勉学に励みたいと思います。最後にこのプログラムに参加させてくださり、貴重な経験ができたことに感謝いたします。



報告者:村田美桜(総合政策学部 1 年生)
プログラムに参加された感想:
今回の2025 ACUCA Student Campに参加して、異文化理解を一層深める貴重な機会を得ることができた。英語を母語とする参加者が少なったため、言語の違いは大きく感じられたが、その分、お互いに協力して意思疎通を図る必要があり、結果として参加者それぞれの出身国の文化についてより身近に感じることに繋がった。
特に海外からの参加者は日本語や日本文化に強い関心を抱いており、交流の際には日本語を交えながら会話を行ってみることも多かった。また、Cultural tourでは日本の歴史や文化を英語で説明する機会があり、自分の考えを相手に伝える力、さらに伝えるために工夫する力を磨くことができた。上手く説明が通じなかったときには、ジェスチャーや表情を用いて補い、相手に伝えようとする姿勢を持つことを意識した。
さらに、5日間の共同生活を通して、食文化や生活習慣の違いに直接触れることができた。宗教的配慮や日常的な習慣の違いなど、日本ではあまり意識することのなかった多様な価値観に触れることで、自分にとって当たり前と思っていた慣習や考え方を見直す契機になった。この経験は、留学など今後の国際的な場面において柔軟な思考や相手を尊重する姿勢を育む上で大きな財産になると考えられる。
一方で、課題も少なくなかった。特に言語の壁は厚く、英語力不足を痛感させられる場面が多かった。今回のテーマであるChristianity and AIに関するディスカッションやプレゼンテーションでは、自分の意見を十分に伝えきれなかったり、議論を深めることができなかったりした。
今後は、語学力そのものを高めると共に、限られた語彙の中でも効果的に説明する工夫を重ねる必要があると強く感じた。



報告者:伊勢 未来羽(総合政策学部 1 年生)
プログラムに参加された感想:
ACUCA キャンプを通して、キリスト教と AI の関わりについて学び、アジアの学生との交流を通じて異文化理解を深めることができました。
初日は緊張しており、受け身の姿勢で話しかけられるのを待つことが多かったのですが、次第に自分から積極的に話しかけられるようになり、自身の成長を感じました。また、2日目からのディスカッションでは、キリスト教に関する知識不足から発言できない場面もありました。しかし、教授のアドバイスを受け、ホワイトボードを活用することで皆が発言しやすい環境作りができました。特に、キリスト教を信仰するメンバーの話を聞く中 で、キリスト教に対する新たな視点を得ることができました。
カルチャーナイトでは、各国の歌や衣装、踊りを発表し、多様な文化に触れることができました。休憩時間には日本文化について説明をしたり、互いの言語を教え合ったりすることで、交流を楽しみました。
このキャンプを通して、アジア圏の多様な背景を持つ学生と交流することで、他国に対するイメージをより豊かなものにすることができたと感じます。5 日間という短い期間でしたが、再会を約束できる友人を得られたこと、そして普段経験できないようなキリスト教についての深い議論を行えたことは、今後の大学生活にも役立つ貴重な経験になったと考えます。


報告者:朴 鍾明 (神学研究科 博士前期課程 1年生)
プログラムに参加された感想:
今回のキャンプは、さまざまな国と背景をもつ参加者が集う場であり、私は大きく三つの学びを得ました。
第一に、テーマである AI とキリスト教の接点についてです。講義は有益で、特に討議では各国の理解や課題意識を直接聞くことができ、AI をいかに用い、人に仕える技術とするかを多角的に考えられました。
第二に、異文化理解です。多くの友人と交流する中で言語や価値観に触れ、特にカルチャー・ナイトの発表は強い印象を残しました。
第三に、神の愛の体験です。人種や年齢、歩みの違いを越えて、私たちは愛という共通の土台で結ばれ、神の愛という大きな目標を共に見上げる共同体となりました。
多くを学び、新しい友を得たことに深く感謝しており、この経験を今後の学びと奉仕に生かしていきたいです。

