大学一年次にフィリピンでボランティアを経験し、国際協力に関心を持ち始めました。その後も、国際協力に関わる中、将来国連で働くことも選択肢の一つとして考えるようになりました。修士を取得していなくても、在学中に国連で活動経験を積める国連ユースボランティアは、とても魅力的なプログラムで、国連での仕事内容や働き方をより深く学びたく、参加しました。
私は、事務所のスタッフと共に『GEOLOGICAL HERITAGE IN THE ARAB REGION』という出版物の作成に取り組みました。アラブ地域の気候や自然災害を分析し、論文執筆を行っていましたが、ボランティアとして任される活動としては、かなり専門性の高い内容でした。5ヶ月という期間はとても短く、活動で大きな成果を残せた訳ではありませんでしたが、国連に対する理解を深め、日本では決して出会うことができなかったであろう様々な人に出会い、将来のキャリアに対する大きなモチベーションを持てたという意味で、挑戦してよかったと感じています。
私の会社は、グローバルな製品を扱っており、職場にも多くの外国人がいます。私の上司も外国人のため、外国語で仕事をする毎日です。グローバルな環境の中で働くマインドセットやコミュニケーションの方法は、国連ユースボランティアを通じて学んだことであり、日々仕事の中で活かされています。
グローバルな環境の中で揉まれつつも、今の仕事を楽しんでいます。世の中のトレンドや人々の気持ちの変化を理解しつつ、世界に感動を届けられる商品を企画する力を身につけることが、当面の目標です。
私は、国連ユースボランィアに参加する前に、二度の留学を経験しました。国連ユースボランィアは、留学とはまた違った難しさがありますが、困難を乗り越えた経験は自分の自信に繋がります。国連を含めた国際機関で将来働きたいと考えているのならば、私はこのプログラムへの参加を強くお勧めします。