参加者の声

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人の温かさに触れた国連ユースボランティア

武藤 海里衣むとう みりい
  • 明治大学 政治経済学部4年(派遣時)
  • 派遣先国:エジプト

国連ユースボランティアに参加した理由

幼い頃から国際貢献に憧れを抱いており、明治大学に入学したのも国連ユースボランティアなどの国際協力プログラムが多くあったからでした。4年生までは友人と共に国際協力系NGOを立ち上げたり、アフリカの社会的企業にインターンに行ったりと様々な活動を行っていましたが、4年生になって改めて国連で働いてみたいと思い応募しました。個人的には、国際協力というと一番に名前の上がる国連ではなく、社会的企業やNGOなどの他の組織でまず働いてみたことで客観的に組織の違いやキャリアの違いを知ることができたので、とても良いタイミングだったと思います。

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活動中で印象に残っていること

私の主な活動は国際協力分野におけるデータ収集・分析だったのですが、データ分析の仕事に大きな可能性を感じました。私の活動の一つに、国際的なフォーラムにおけるキーノートの内容作成というものがありました。テーマが気候変動による災害が引き起こすジェンダーの問題だった為、そのテーマに関連するデータを収集・分析しその結果からキーノートの内容を作成していたのですが、例えばある国際機関のデータベースで特定の地域のデータが不足していたりデータセットのシステムが不十分な所など様々な課題を感じました。途上国の環境の中でデータを取ることは難しい所があるのですが、これからインフラや技術が発展すればより細かく膨大なデータを収集することができ、データを根拠としたインパクトのある活動につながるのではないかと思っています。国連ユースボランティアへの参加を通じて、データという分野で国際貢献に尽力したいと将来のキャリアを見通すことができました。

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活動中に苦労したこと・それをどのように乗り越えたか

私が派遣された時期はまだコロナが猛威を奮っていたことから、活動はもっぱらリモートで同僚に会うことも最初の数ヶ月はありませんでした。慣れない環境で慣れない活動をしていると寂しさを感じることが多く最初のうちは不安だらけでした。しかし、ルームメイトであるロシア人の友人、偶然出会って仲良くなったエジプト人の友人、近所の店の顔見知りの店員さんなど徐々に知人が増えてゆき段々と寂しさを感じることが少なくなりました。留学生の友人からエジプトでの生活のコツを教えてもらったり、エジプト人の友人の家に遊びに行って文化を教えてもらったり、飲食店の店員さんから料理を教えてもらったりと多くのことを学びました。1人で行ったからこそ感じることができた人の温かさは思い出深いです。

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参加を考えている方へのメッセージ

国連ユースボランティアは選考も準備することが多く、現地に行ってからも自分で生活基盤を整えないといけないという少し大変なプログラのように聞こえますが、実際には多くの人と関われることができて、助けられることもとても多いです。国際協力に関心があり将来のキャリアを真剣に考えたいという人にはぜひ勧めたいです。一先輩としていつでも力になるのでぜひ連絡いただければと思います。

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お問い合わせ

国連ユースボランティアは大学ごとの募集となり、出願にあたっての諸条件や手続き等が異なります。
詳細につきましては、各大学のページをご確認のうえ、所属大学にお問い合わせください。

  • 関西学院大学
  • 明治大学
  • 明治学院大学
  • 立教大学
  • UN Volunteers

本プログラムは、関西学院大学とUNVの協定に基づく派遣です。