参加者の声

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高校時代の目標を叶えた自分とこれから

角田 菜月かくた なつき
  • 関西学院大学 総合政策学部 国際政策学科3年(派遣時)
  • 派遣先国:インドネシア

国連ユースボランティアに参加した理由

中学生の頃に社会の教科書で日本人の国連職員が少ないことが日本の課題の1つであると知ったときから、海外で働きたいと思っていた自分にとって国連で働くことが目標でした。また、オーストラリアという様々なバックグラウンドを持つ人々がいる国で暮らした経験から新しいことに挑戦することや異なる文化に触れることが好きであるため、日本と全く異なる環境である途上国に住む経験をしたいと思ったことも大きな理由の1つです。
もう一つの理由は、自分の将来のキャリアを考えたときに国連で実際に働くことができることは参考になることだらけだからです。真剣に国際協力を将来のキャリアとして考え始めてからは、国連ユースボランティアの経験は将来、大きなアドバンテージになると考えました。例えば、大学院に進んでから国連やNGOでインターンをしたいと考えたときに、1度でも国連機関での活動経験があると話すことができれば、高い倍率で英語ネイティブの人たちと競わないといけない選考でも残る可能性が高くなると考えました。それに加えて私は今後どのように自分の専門性を育てていこうか悩んでいたので、実際に国連で活動し、どのような分野が今注目されているのか、人材が必要な分野があるのかを調べて大学院に進むもしくは就活をするときの参考にしたいと考えました。

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活動中で印象に残っていること

活動中特に印象に残っているのは、現地職員の方々との交流です。UNESCOジャカルタのオフィスには私以外にインターンがいなかったこと、私が最年少で1番年が近い人でも10歳ほど年が離れていたことなどから、現地職員の方に気にかけていただきました。そのため毎日の会話から、現地職員の方の業務、国際職員への印象、事務所の運営の話などを聞くことができ、将来国連で働く際に気をつけること、国際協力の分野で活躍するためにどのようなキャリアを立てるべきなのかを学ぶことができました。国連ユースボランティアに参加するまでは、国際職員として働かれているもしくはいた方々としかお会いしたことがなかったため、現地職員の方に深いところまでお話をお聞きできたことはとても良い経験になりました。
生活面ではインドネシアの多様さは特に興味深く、印象に残っています。インドネシアは地域によって全く異なる言語や文化があり、同じ地域出身の方同士の会話は別の地域出身の方には理解ができません。料理も同じく、地域によって味付けや材料が異なります。スラウェシ島出身の方にスラウェシ島の料理のレストランに連れて行って頂いた際にジャワ島出身の方が料理を見てもなにかわからないし、味も想像できないと言っていました。建物の形や工芸品ももちろん異なり、様々な文化に1つの国で触れることができてとても良い経験になりました。

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活動中に苦労したこと・それをどのように乗り越えたか

活動中に業務面で苦労したことは自分がどこまでできるのか見極めることです。私はとても上司に恵まれていたため、上司が私に何をしたいのかを聞いてくださりました。私は大学のサークルでウェビナーを行ったことがあったため、ウェビナーならできると考え、提案をし、上司から承諾をいただき、いざ準備を始めたのですが、自分が学生ボランティアであるためウェビナーの登壇者に自分でコンタクトを取ることができないのと、インドネシアにウェビナーに出てもらえる知り合いの方もいないこと、登壇者を探している最中に上司が病気で一週間以上お休みになったことから、登壇者を確保するのにとても苦労しました。途中で自分にできる方法を考え直し、最初の案にこだわらず、柔軟に対応しました。
生活面で苦労したことは家を探すことです。UNESCOがほかの国連機関が入っているビルから離れていたこと、コロナ禍が明けてから事務所にきたインターンが私が初めてだったことで、学生が住める条件の物件の情報がなく、自分で1から部屋を探しました。日本でも1人暮らしを経験したことがなく、家探しも初めてだったため安全性は大丈夫だったものの、備品の管理や掃除がきちんとされていない部屋に引っ越してしまいました。どうにか不動産屋に交渉をして住める状態にしようと頑張ったのですが、不具合の数が多すぎたのと不動産の対応が遅すぎるのであきらめて別の物件に引っ越しました。これで最初の2ヶ月半ほど家の対応に追われてしまったのですが、失敗を繰り返して学ぶしかないと思っています。

参加を考えている方へのメッセージ

国連ユースボランティアは学校、派遣機関双方から求められることが多くとても大変なプログラムです。ただその大変さに見合う経験と知識が得られたと自信を持って言えます。グローバル化進んだ今、どのようなキャリアを選んだとしても持続可能性や社会貢献は重要な課題です。国連機関の中でSDGsがどのような位置づけをされているのか、途上国でそれがどのように受け入れられているのか、どのように日本の支援が途上国を豊かにしているのかそれを自分の目で見て学べたことは今後の自分の人生の大きなヒントになった考えています。また、生活面でも異国の地での一人暮らしを乗り越えられたという実績は自分にとって大きな自信となりました。日本では大概のことが時間通りにスムーズに進むことが大半ですが、他の国ではそうではありません。発展しているジャカルタでも業者さんの修理の予定のドタキャンや遅刻は当たり前でした。うまくいかない毎日を繰り返しながら5ヶ月という短い時間でその国の暮らしに少しでも慣れることができた事実が日本で何かあっても言葉も通じるしどうにかなるという余裕を持たせてくれました。私は国連ユースボランティアに参加して、卒業後のキャリアをどうするのか、具体的に考えることができるようなりました。これからは国連ユースボランティアの派遣以上に困難なことが待ち受けているだろうなと考えています。けれどこの派遣を無事に終えられたからこそそのキャリアに挑戦することができます。将来のキャリアとして国連機関に興味がなくても、参加するのに必要なスキルを持っているのであればぜひ参加して欲しい、必ず派遣生の力になるプログラムです。


お問い合わせ

国連ユースボランティアは大学ごとの募集となり、出願にあたっての諸条件や手続き等が異なります。
詳細につきましては、各大学のページをご確認のうえ、所属大学にお問い合わせください。

  • 関西学院大学
  • 明治大学
  • 明治学院大学
  • 立教大学
  • UN Volunteers

本プログラムは、関西学院大学とUNVの協定に基づく派遣です。