参加者の声

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未来の可能性を広げてくれた5カ月間

林 優花はやし ゆうか
  • 関西学院大学 総合政策学部 3年(派遣時)
  • 派遣先国:ナミビア

活動中で印象に残っていること

印象的だった出来事の一つは、国連の日(United Nations Day)におけるUNFPAブースの運営に携わったことです。10月24日に記念される国連の日は、1945年に国連憲章が発効したことを記念し、国連憲章の誕生を象徴しています。2023年の祝賀テーマは「SDGsを巡る旅」であり、ナミビアと国連の長年にわたる関係性を称えながら、各国連機関がSDGsに向けた協力の成果をブースで展示しました。着任して間もなく国連の日におけるUNFPAブースの設計と運営を任され、さっそくブースのデザインに取り組みました。UNFPAのブースではSDGsのゴール5の「ジェンダー平等を実現しよう」という目標に向けての展示であったため、具体的にはUNFPAがSDGsのゴール5にどのように貢献しているのか、どのような成果を挙げることができたかに着目して6つのポスターとビデオを作成しました。
これは私が初めて主体的に関わった活動であり、思い入れが深かったです。当日はナミビアの政府高官、市民社会組織及び各国大使館職員が出席されていました。急遽、私は上司からUNFPAブースに来場する全参加者に向けて3分間の歓迎と活動紹介をするよう頼まれました。原稿を準備することはできなかったが、ブース設計時の初心を思い出して取り組み、成功裏に終えることが出来ました。イベント後、UN Resident Coordinator(国連常駐調整官)とUNFPAの代表からは、「紹介が分かりやすく、ポスターのデザインも迫力があり好きだ」と褒められ、とても嬉しかったです。

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活動中に苦労したこと・それをどのように乗り越えたか

活動中に苦労したのは、広報活動の一環として現地フィールドでの取材でした。私はUNFPAの実施活動を明確にし、SNSを利用して広報することでUNFPAのブランド力と可視性を高めることに取り組んでいました。具体的には、UNFPAが活動している現場に足を運び、現地や受益者の写真撮影やインタビューを行うことが多かったです。この広報業務においていくつかの困難に直面することがありました。その一つとしては、初対面のインタビュー対象との関係性構築が難しかったことです。言葉の壁から始まり、私たちがどのような機関であり、どのような目的で取材を行っているのかを説明することが難しい状況でした。この問題に対処するため、同僚に現地語による挨拶の仕方や以前の広報活動での経験から学び、自らの受益者とのコミュニケーション方法を考え、それをその後のフィールド活動で実践しました。
また、活動の最前線である受益者が生活する現場に足を踏み入れた後、自分の気持ちを整理するのに少し苦労しました。貧困家庭の実態を目の当たりにし、自分が行っている広報活動が受益者にどのような影響を与えているのかについて一時期悩むこともありました。その時は、ナミビアに来たきっかけと、ここでボランティア活動を行いたいと思った初心を振り返り、SNSを通じてこれらの人々の物語を広く共有することに意味があると気づくことができ、より一層モチベーションを向上させることが出来ました。

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参加を考えている方へのメッセージ

学部生として国連機関で活動することができるのは非常にまれで、本当に貴重な機会だと思います。なぜなら、一般的に国連機関で働くには、大学院を修了し、数年の実務経験を積むことが求められているからです。このプログラムは将来国連機関や国際的なフィールドで活躍したいと希望している方にとって、この経験は非常に大きなアドバンテージになると思っています。私自身にとってこのプログラムは、初めてこれほどの長い期間キャンパスライフから離れたものでありました。この過程で、文化や年齢層も異なる多くの人々に出会い、知り合うことが出来ました。彼らとの出会いから文化の多様性や異なるバックグランドの価値観を学び、相互理解を深める貴重な経験が得られたと感じています。
私は、このプログラムを参加する前に将来国連機関で働きたいという夢がありましたが、派遣中に大学卒業後のキャリアをどうするのか、具体的に考えるようになり、この5カ月間の活動を通して自分は将来国連機関で働きたいという気持ちをより一層高められたと感じています。このプログラムで築いた繋がりを大切にしつつ、自分のスキルを向上させ、様々な経験を積んでいくことで、将来再び国連での活動に従事できるよう、頑張っていきたいと思います。


お問い合わせ

国連ユースボランティアは大学ごとの募集となり、出願にあたっての諸条件や手続き等が異なります。
詳細につきましては、各大学のページをご確認のうえ、所属大学にお問い合わせください。

  • 関西学院大学
  • 明治大学
  • 明治学院大学
  • 立教大学
  • UN Volunteers

本プログラムは、関西学院大学とUNVの協定に基づく派遣です。