教職×留学

教育職員免許状取得(教職)と海外留学を考えている皆さんは、1年生から計画的に履修計画を考えていく必要があります。
留学に参加するためには、①学部での履修計画、②教職の制度やスケジュールの確認、③留学プログラムの理解が必要です。①〜③を十分理解した上で、留学に行くことができるのか、どの留学プログラムに参加するのか、また行くならいつ、どのくらいの期間で行くのか等、各自で大学生活の計画を立てていきましょう。

① 学部での履修計画

まずは、所属学部のカリキュラムを理解し、大学生活の大まかな履修計画を立てましょう。

② 教職の制度やスケジュールの確認

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大学生活の計画をできるだけ早い段階で立てることが重要です。
は、教職課程の特に重要なスケジュールです。

1年 2年 3年 4年
4月

春学期に中期プログラムに参加?

  • 介護等体験事前指導(前期)
  • 教育実習オリエンテーションⅠ
  • 教育実習第2次登録
  • 教育実習事前講義(4月〜5月の土曜日)
5月
  • 教育実習校への内諾依頼訪問
  • 実習校での実習(実習時期は実習校によるが、5月〜7月、9月が多い)
6月
  • 介護等体験説明会(後期)
7月
8月

夏休みを利用して短期プログラムに参加?

夏休みを利用して短期プログラムに参加?

9月
  • 教育実習オリエンテーションⅡ
  • 教育実習第1次登録
  • 介護等体験事前指導(後期)
10月

秋学期に中期プログラムに参加?

11月
  • 介護等体験説明会(前期)
  • 教育実習事後講義
12月
1月
2月

春休みを利用して短期プログラムに参加?

春休みを利用して短期プログラムに参加?

3月
注意点
  • 1年生、2年生の間に履修可能な必要単位を修得。
  • 印:留学の場合は事前に所定の手続きを行うことで代理人への委任が可能
  • 3年生秋学期終了時までに、教育実習の先修条件を満たしておく。
  • 先修条件の中には3年生からしか履修できない「○○科教育法」があるので注意が必要。
  • 印:留学の場合は事前に所定の手続きを行うことで代理人への委任が可能
  • 4年生秋学期終了までに免許に必要な単位を修得。
  • 4年間で教員免許取得を目指す場合は、4年生での1セメスター以上の留学は不可。
  • 教育実習(実習校での実習)の時期の希望申込みは不可。
  • 中学校免許を取得希望の学生は、介護等体験を行わなければならない(3〜4年生)。

介護等体験は3年前期、3年後期、4年前期、4年後期の4回参加する機会があり、そのうちのどこか1回、もしくは2回で特別支援学校と社会福祉施設へ体験に行く必要がある。

  • スケジュール等は、現時点でのもので今後変更される場合もあります。最新のスケジュールは、必ず各自で確認を行ってください。
  • この表は4年間で教員免許の取得を目指す場合のスケジュールです。5年以上で計画する場合はこの限りではありませんので注意が必要です。
  • 2019年度より法律が新しくなります。2018年度までに入学した学生が卒業後も継続して免許状取得を目指す場合は新法が適用される可能性があります。

③ 留学プログラムの理解

留学プログラムといっても短期のものから中長期のものまで、期間も目的もさまざまです。まずは募集説明会に参加し、それぞれのプログラムの内容を理解しましょう。

④ 学生の声

松永 真輝 文学部2年(参加時)

取得免許状:中・高英語(一種)、中・高ドイツ語(一種)/参加プログラム:交換留学(デュッセルドルフ大学)

1. 教職と留学を両立できたポイント

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私はもともと、留学と教員免許の取得のどちらにもチャレンジしてみたいと考えていました。しかし入学後、その両立は大変難しいことであることを知りました。特に、文学部の独文学生にとってドイツ語以外の免許を取得するには、「教職に関する科目」だけでなく、自分の専門とは別の「教科に関する科目」も修得しなければならないため、一度は教職を諦めることも考えました。しかし、CIECや学部事務室、教職教育研究センターに相談し、それぞれの制度やスケジュールを理解し、目標や優先順位を考える中で、きちんと履修計画を立てれば、私の場合、①2年生秋学期であれば特別な手続きの必要なく留学が可能、②ドイツ語に加え、英語の教員免許取得が可能、であることが見えてきました。まずは、交換留学や中期留学、短期プログラムなどのいろいろな留学やシステム、また学部や教職のスケジュールとカリキュラムを知ることから始めてみてはどうでしょうか。

2. 4年間のスケジュール(例:松永さんの場合)

個人によってスケジュールは異なりますので注意してください。

学年 学期 教職と留学に関して実施したこと
1年 春学期
  • 教職課程履修説明会
  • 4年間の履修計画検討(学部事務室/教職教育研究センター)
  • 留学制度や大学の情報収集(CIEC)
  • 交換留学志望理由書作成(ドイツ語)
  • 教員や留学経験者に留学の相談
秋学期
  • 交換留学第2期出願
  • 留学先大学の情報収集
  • 交換留学先決定
  • 留学先大学担当者とのやりとりがはじまる
2年 春学期
  • 留学先大学担当者とのやりとり
  • 留学先大学の各種手続き
秋学期
  • 交換留学(10月〜2月:ドイツ/デュッセルドルフ大学)
3年 春学期
  • 教育実習オリエンテーションⅠ
  • 介護等体験説明会(後期)
  • 教育実習校への内諾依頼訪問
秋学期
  • 教育実習オリエンテーションⅡ
  • 介護等体験(特別支援学校)
  • 教育実習第1次登録
  • 介護等体験説明会・申込(次年度前期分)
  • 介護等体験事前指導(後期)
4年 春学期
  • 介護等体験事前指導(前期)、介護等体験(社会福祉施設)
  • 教育実習事前講義(土曜日)
  • 実習校との打ち合わせ(5月中旬)、教育実習(5月下旬から6月中旬)
  • 教育実習第2次登録
  • 教員採用試験
秋学期
  • 教職実践演習履修申込
  • 教職実践演習全体講義(土曜日)
  • 教育実習事後講義
  • 教員職員免許状一括申請申込

上記の内容は松永さんのスケジュールです。免許状の課程等によって手続きの内容や時期は異なりますので、必ずご自身で教職教育研究センター(教育学部生は教育学部事務室)へ確認するようにしてください。

3. 教職と留学を実現したい皆さんへメッセージ

教育実習の際、生徒の中には英語が苦手でも外国に興味を持つ生徒は多く、特に外国で生活することには皆、興味津々でした。たとえ留学した国が英語圏でなくとも、留学を通じて得られた経験を伝えることで日本以外の国、さらには外国語に興味を持ってもらうことにつながったと思います。このように、異文化を体験することは、実際のエピソードなどで指導に深みを持たせることもできるため、非常に貴重な経験でした。
もし留学を考えているなら、ぜひ早めに行動してください。学年が上がるにつれてどんどん留学に行けるチャンスが少なくなっていきます。そして、いろいろなことに興味を持ち、大変なことがあっても粘り強く向き合ってください。困ったことや分からないことがあれば、CIECや学部事務室、教職教育研究センター、あるいは周りの経験者に相談してみてください。きっと新たな道が開けるはずです。皆さんの実りある学生生活をお祈りします。